ロサンゼルス・エンジェルスは現地４月７日、本拠地開幕戦でトロント・ブルージェイズと対戦し、３-４の敗北を喫した。大谷翔平は３番・指名打者で先発出場し、４打数２安打とマルチ安打の活躍を見せている。

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　初回にマイク・トラウトの先制２ランで幸先のいい滑り出しを見せたエンジェルス。先発のパトリック・サンドバルも６回を１失点の好投を見せたものの、７回に中継ぎ陣が打ち込まれて逆転を許すと、打線も繋がらず、ヒットは大谷とトラウトの３安打のみに抑え込まれた。結局、ホーム開幕戦で逆転負けを喫してしまった。
　本拠地ファンをまたも“なおエ”でがっかりさせてしまったエンジェルス。しかし、守備では大きな喝采を浴びる超絶プレーも生まれている。

　５回表、２死一塁の場面でブルージェイズの２番ボ・ビシェットの当たりは三塁線への内野ゴロに。素早い反応を見せたジオ・アーシェラは三塁ベース付近でキャッチすると、やや距離のある一塁への送球を間髪入れずにランニングスロー。ダイナミックな送球はややホーム方向へずれてしまったが、これをファーストのジェイク・ラムも身体を目いっぱい伸ばして見事にキャッチ。ファインプレーでマウンド上のサンドバルを盛り立てた。

　このプレーには、球団公式ツイッターやMLB公式が動画とともに「なんというプレーだ！」と反応。『The Athletic』に寄稿するサム・ブラム氏が「ジオ・アーシェラの素晴らしいスロー」、エンジェルス番記者のブレント・マグワイア氏は「なんてこったジオ・アーシェラ！」「ファーストのジェイク・ラムのストレッチも素晴らしい」と綴り、大谷マニアで知られる『FOXスポーツ』のベン・バーランダー氏も「これは非常識だ。ジオ・アーシェラの功績は当然ながら、ジェイク・ラムの一塁でのストレッチは、これまでにない最高のひとつだ。ワォ、なんてプレーだ」と興奮した様子で投稿している。

　残念ながら、球場を沸かせた好守もむなしく勝利には結びつかなかったが、ファンを魅了するプレーには素直に拍手を贈りたい。

構成●THE DIGEST編集部
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