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兜は「外は見えないし、重たい」。トラウト、大谷翔平の“演出”したHR祝福の舞台裏を告白「良かったでしょ」

THE DIGEST編集部

2023.04.08

大谷(左)の提案が採用される形で用意された兜。これをホームランセレブレーションで被ったトラウト(右)が、その舞台裏を明かした。(C)Getty Images

 米球界のスーパースターは"新たなホームランセレブレーション"にご満悦だ。

 現地時間4月7日、ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトは、エンジェル・スタジアムで行なわれたトロント・ブルージェイズとの本拠地開幕戦に「2番・中堅」としてスタメン出場。チームが3対4と悔しい逆転負けを喫したなかで、第1打席に先制の2号2ランを放つなど、4打数1安打2打点と確かな存在感を示した。

 この試合で注目を集めているのが、先制弾の直後に見られたワンシーンだ。相手先発クリス・バシットの初球をフルスイングし、打球速度112.3マイル(約180.7キロ)、飛距離441フィート(約134.4メートル)の一発を左中間スタンドに沈めたトラウトは、ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、チームメイトから黄金色に輝く兜を手渡されたのだ。
 
 地元放送局『Bally Sports West』のレポーターを務めるエリカ・ウエストンさんによると、今回使用されている兜は、同僚の大谷翔平が選んだという逸品。祝福の儀式を受けたトラウトは試合後、「深さがあって外がよく見えなかった。重たいしね。でもクールだったでしょ」と満足げに舞台裏を話したと、MLB公式サイトが伝えている。

 また、「いい球を打っていいスイングをしただけだ」と豪快な先制アーチを振り返っている主砲は、「他の打席で何球かミスしてしまった」とコメント。加えて、6回2安打3失点(自責点2)で今季初勝利を挙げたブルージェイズ先発のクリス・バシットに関しては、「彼が我々のバランスを崩していた」と称賛の言葉を送っていた。

 なお、この試合では、大谷翔平が4打数2安打で今季2度目のマルチ安打をマークしたが、チームとして放ったのが、トラウトの先制2ランと合わせた3安打のみ。7回には3番手ジミー・ハーゲットが逆転3ランを被弾するなど、投打がかみ合わずに接戦を落とし、今季4勝3敗となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】大谷翔平が厳選! エ軍新HR儀式で披露の兜