まさしく最盛期を迎えている球史の残る天才への賛辞は止む気配がない。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
2017年にエンジェルスに移籍してから実働6年。NPBを沸かせた二刀流はメジャーリーグをも席巻した。21年に満場一致でアメリカン・リーグMVPに輝いた大谷は昨季も怒涛の活躍を披露。あの「野球の神様」ベーブ・ルースですら成し得なかった「投打ダブル規定到達」をやってのけ、名実ともに世界ナンバーワンの野球人となった。
レギュラーシーズンの開幕前に行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の世界一に投打で貢献し、見事にMVPに輝いた大谷。その声価は青天井で高まり続けており、米球界のご意見番も唸らせている。
米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』でシニアライターを務め、野球界の酸いも甘いも熟知するトム・ベルドゥッチ氏は、MLBの公式ネットワーク局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」で「彼はどんな時も休もうとしない」と、大谷の凄みを力説した。
「1試合111球は5日の時点でメジャー最多だ。しかも状態は決して良くはなかったし、5回で95球も投げている。それなのにオオタニは『マリナーズの中軸を抑えさせてくれ。続投させて』と言うんだ。
それに彼はアメリカの大半の投手たちが『WBCなんか出たくないね』とソファーに座って、くつろいでいる時期に、先発のみならず、指名打者兼守護神として働き、イニング間はブルペンとベンチを走って移動し、準備していたんだ。あんな姿、普通の選手は見せないよ」
今月5日(現地)に行なわれたシアトル・マリナーズ戦での投打二刀流でのパフォーマンスを引き合いに出したベルドゥッチ氏は、「今はオオタニをスローダウンさせるものなど何もないんだ」と強調。そして、「私はこの男がやっていることを決して当たり前だと思ってほしくない。だから、あらゆることに驚嘆すべきだ。彼が持っているものはとにかくクレージーだ」と訴えた。
日進月歩で進化を続ける天才・大谷。想像を遥かに超える活躍を続け、歴史を塗り替え続ける異能ぶりから、まだまだ目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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レギュラーシーズンの開幕前に行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の世界一に投打で貢献し、見事にMVPに輝いた大谷。その声価は青天井で高まり続けており、米球界のご意見番も唸らせている。
米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』でシニアライターを務め、野球界の酸いも甘いも熟知するトム・ベルドゥッチ氏は、MLBの公式ネットワーク局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」で「彼はどんな時も休もうとしない」と、大谷の凄みを力説した。
「1試合111球は5日の時点でメジャー最多だ。しかも状態は決して良くはなかったし、5回で95球も投げている。それなのにオオタニは『マリナーズの中軸を抑えさせてくれ。続投させて』と言うんだ。
それに彼はアメリカの大半の投手たちが『WBCなんか出たくないね』とソファーに座って、くつろいでいる時期に、先発のみならず、指名打者兼守護神として働き、イニング間はブルペンとベンチを走って移動し、準備していたんだ。あんな姿、普通の選手は見せないよ」
今月5日(現地)に行なわれたシアトル・マリナーズ戦での投打二刀流でのパフォーマンスを引き合いに出したベルドゥッチ氏は、「今はオオタニをスローダウンさせるものなど何もないんだ」と強調。そして、「私はこの男がやっていることを決して当たり前だと思ってほしくない。だから、あらゆることに驚嘆すべきだ。彼が持っているものはとにかくクレージーだ」と訴えた。
日進月歩で進化を続ける天才・大谷。想像を遥かに超える活躍を続け、歴史を塗り替え続ける異能ぶりから、まだまだ目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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