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MLB

「最低の部類だ」再び制球難で乱調の藤浪晋太郎に“逆風”。アスレティックス地元識者から嘆きの声「悪くなると、とことん酷い」

THE DIGEST編集部

2023.04.09

マウンドを降りる際に浮かない表情を浮かべた藤浪。その投球内容はまたしても厳しい声が寄せられる内容となった。(C)Getty Images

マウンドを降りる際に浮かない表情を浮かべた藤浪。その投球内容はまたしても厳しい声が寄せられる内容となった。(C)Getty Images

 またしても早々にノックアウトされてしまった。

 現地4月8日に敵地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦で、オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎が先発登板。今季2度目のマウンドに上がるも、4回1/3(79球)を投げて、被安打3、5失点、与四球4、1奪三振で2敗目を喫した。

 ロサンゼルス・エンジェルスとのメジャーデビュー戦では2回1/3を投げて8失点で降板していた藤浪。2度目のチャンスは雪辱を果たすマウンドとなったわけだが、今季7戦無敗の強力打線のレイズが立ちはだかった。

 一回り目は危なげなく抑えた藤浪だったが、4回に先頭打者への四球をキッカケに2点を失う。そして、続く5回にはヒットと2つの四球で1死満塁のピンチを招くと、相手の3番ランディ・アロザレーナに痛恨の2点タイムリーを打たれてしまった。

 ここで降板となった藤浪。しかし、残した走者を2番手のサム・モールが連続押し出し死球で還して計5失点となった。
 
 この日の最速は100マイル(約160.9キロ)を記録するなど球のキレ自体は申し分なかった。だが、前回登板に続いて制球難が呼び水となってピンチを招き、失点を重ねた藤浪には、指揮官も厳しい言葉を投げかけている。試合後にマーク・コッツェイ監督は「初登板の時と同じ展開だ」と糾弾し、こう続けた。

「ストライクゾーンをコントロールすること、何よりストライクを投げること、打者に向かっていくことができていない。ヒットは3本しか許していないが、あれだけの相手に4つもフォアボールを与えれば、普通はうまくいかないものだ」

 また、現地の識者たちからもシビアな意見が寄せられている。地元のポッドキャスト番組「Taproom Sports」のMCを務めるジョーダン・アレクサンダー氏は「最悪だ。私はアスレティックスで何人も酷い投手を見てきたが、フジナミは最低の部類に入る」と憤怒。同じく地元ラジオ局『KCBS Radio』のジョー・ヒューズ氏は「フジナミはまだブレイクする可能性を持っている。だが、彼は悪くなり始めると、とことん酷くなる」と嘆いた。

 開幕から立て続けに打ち込まれてしまった藤浪。メジャー1年目のルーキーだが、早くも結果が求められる逆風が吹いている。

構成●THE DIGEST編集部

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