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MLB

「このボールをなぜ…」大谷翔平が菊池雄星から放った特大弾に米識者も愕然。インコースをさばく一打は「正気の沙汰じゃない」

THE DIGEST編集部

2023.04.10

インコースを完璧にさばいて、左中間スタンドに運んだ大谷。菊池との先輩後輩対決を制した。(C)Getty Images

インコースを完璧にさばいて、左中間スタンドに運んだ大谷。菊池との先輩後輩対決を制した。(C)Getty Images

 先輩から放った一打は凄まじい打棒となった。

 現地4月9日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平はトロント・ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。その第2打席に花巻東高校で3つ先輩である菊池雄星から特大の第3号アーチを放った。

 決して甘い球ではない。が、それをスタンドに運んでしまうのが大谷である。

 チームが3点をリードして迎えた3回に1死一塁で迎えた打席でカウント2-1から大谷は、菊池が投じたインコースへの89.3マイル(約143.7キロ)のスライダーを強振。見逃せばボールの厳しいボールだったが、上手く腕をたたんでかっ飛ばした打球はみるみるうちに飛距離を伸ばして左中間スタンドに飛び込んだ。
 
 2021年6月5日(同6日)以来673日ぶり通算3本目の菊池からの一発。飛距離にして397フィート(約121.0メートル)の特大アーチは多くの反響を呼び、現地の識者も大いに驚かせた。

 米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は「ショウヘイ・オオタニはこのボールをなぜ左中間の壁の向こう側まで運んじゃうんだ(笑)。クレイジーだ」と驚嘆。そして、元オークランド・アスレティックスの投手で、現地放送局『NBC California』で解説を務めるダラス・ブレイデン氏も「このボールを400フィート以上も離れた左中間に打つなんて、とんでもないことだ。多くの選手は、これは詰まらされるか、ファウルになるか、だ」と脱帽した。

 そして、稀代の大谷マニアとして知られる米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「これは正気の沙汰じゃないぞ。だってインコースから来るボールゾーンの球だ。ショウヘイ・オオタニはこれを左中間に運ぶ」と感嘆。やはり難しいボール球を逆方向へ飛ばした一打を褒めちぎっている。

 もっとも、その後に6点差としたエンジェルスだったが、6回表に6失点……。さらに7回に4失点と逆転を許してしまっている。

構成●THE DIGEST編集部

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