メジャー復帰間近とされているサムライから豪快な一発だ。

　現地時間４月12日、左脇腹を痛めて負傷者リスト入りしているカブスの鈴木誠也は、傘下3Aアイオワの「２番・右翼」として、プリンシパル・パークで行なわれたロイヤルズ傘下の3Aオマハ戦にスタメン出場。今季初のソロ本塁打を叩き込むなど、４打数２安打１打点の活躍を見せ、メジャー復帰に向けて順調な調整ぶりを窺わせた。
【動画】工事用ヘルメットで祝福！鈴木誠也の豪快な一発

　２月下旬に左脇腹を負傷し、第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）を出場辞退していた鈴木。マイナー４試合目を迎えたこの日、初回１死の第１打席で左腕オースティン・コックスと対峙すると、91.4マイル（約147.1キロ）の初球ストレートを弾き返す。勢いよく飛び出した打球はセンター方向への先制アーチとなった。

　悠々とダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、同僚から工事用のヘルメットをかぶせられ、祝福される姿も見られた鈴木。復帰後初の一発を受け、地元紙『Des Moines Register』のトミー・バーチ記者は、公式ツイッターで「セイヤ・スズキが初球をセンター方向に弾き返し、ソロ本塁打をマークした」と反応を示している。

　また、地元放送局『KCCI』でスポーツキャスターを務めるジェフ・ダブロフ氏は、「セイヤ・レイター（See you laterのもじり）！彼はシカゴに戻る準備ができているようだ」とツイート。米スポーツチャンネル『FOX Sports』の名物アナリスト、ベン・バーランダー氏は、「セイヤ・スズキが戻ってくるのを忘れてはいけない」と呟いていた。
  　米放送局『NBC Sports』など複数のメディアによると、現地14日からのドシャース３連戦でメジャー合流が予想されている鈴木だが、果たして今後はどのような姿が見られるだろうか。さらなるハイパフォーマンスが楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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