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レンドーンの悪送球から始まった“拙守の連鎖”が響く。大谷翔平は奮闘もエンジェルスはレッドソックスに逆転負け

THE DIGEST編集部

2023.04.15

35試合連続出塁の記録を伸ばした大谷。しかし、彼の奮闘もむなしくチームは勝ち切れなかった。(C)Getty Images

 名手の痛恨のエラーが響く敗戦となった。

 現地4月14日、敵地でボストン・レッドソックスと対戦したロサンゼルス・エンジェルスは3対5で敗戦。本拠地で重ねた連勝もストップした。

 先手を取ったのはビジターチームだった。初回2死から「3番・指名打者」で先発出場した大谷翔平が四球を選んで、継続中の記録ではメジャーリーグ最長となる35試合連続出塁を果たすと、直後のアンソニー・レンドーンがヒットを放ってチャンスを拡大。ここで5番のハンター・レンフローが2点タイムリー二塁打を打って2点を先制した。

 ただ、この2点をエンジェルスは守り切れない。4回裏に先発のパトリック・サンドバルがレッドソックス打線に捕まる。キケ・ヘルナンデスに1点差にされるタイムリー二塁打を許すと、さらに9番チャン・ユーのサードゴロをレンドーンが悪送球。このエラーの間に同点の走者が生還した。
 
 続く5回裏に2番手のジミー・ハーゲットがラファエル・ディバースに特大の一発を被弾。逆転を許した6回裏には、2死二、三塁の局面でレンドーンがこの日2つ目の悪送球を記録してしまうのだ。

 打撃では3安打をマークした32歳のベテランはこれが約9年ぶりの1試合2失策……。この間に追加点をレッドソックスにもぎ取られたエンジェルスは負のスパイラルが連鎖する。2死満塁の場面で、捕手のローガン・オホッピーが後逸し、ダメ押しの1点を献上したのだ。

 なんとか挽回したいエンジェルスは7回に1点を返すも、その後は打線が繋がらず。結局、最後は相手クローザーのケンリー・ジャンセンにねじ伏せられ、試合終了となった。

 なお、5回に2試合連続となるレフト前ヒットを記録した大谷は3打数1安打(1四球)とまずまずの活躍。一方、故障明けのレッドソックスの吉田正尚はベンチスタートのまま出場機会は得られなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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