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MLB

「どうしていつもこうなんだ!」逆転負けを招いたエンジェルスの拙守連発に米記者から嘆きの声「ずさんな守備だ」

THE DIGEST編集部

2023.04.15

打撃では4打数3安打と打ちまくったレンドーン。だけに2つのエラーはあまりに痛恨だった。(C)Getty Images

打撃では4打数3安打と打ちまくったレンドーン。だけに2つのエラーはあまりに痛恨だった。(C)Getty Images

 守りの乱れが逆転負けを招いた。

 現地4月14日に行なわれたボストン・レッドソックス戦で、ロサンゼルス・エンジェルスは3対5で敗戦。初回に2点を先制しながらも破れる悔しい黒星となった。

 逆転の呼び水となったのは、自分たちの失態だ。とりわけ6回の拙守は最後まで尾を引いた。5回からマウンドに上がっていた左腕アーロン・ループが先頭から2者連続で死球を与えてピンチを招く。それでも何とか2死二、三塁までこぎつけ、バッテリーは迎えたロブ・レフスナイダーも平凡なサードゴロに打ち取る。がしかし、ここで4回に送球エラーをしていたアンソニー・レンドーンの一塁送球が逸れて失点。さらに2死満塁から捕手ローガン・オホッピーがまさかの後逸をし、もう1点を失った。

 MLB公式サイトによれば、約9年ぶりに1試合2失策を犯したレンドーンは試合後に「(ボールを)うまく握れなかった。最悪だ」と猛省。さらにフィル・ネビン監督も「このレベルでああいうプレーが続けば、このような結果になる。我々はこんなチームではないと自覚しているんだけどね」と自軍を戒めた。
 
 まさに自滅のような形で敗れたエンジェルスには、識者から厳しい意見が噴出した。エンジェルスなどの撮影をしているカメラマンのディラン・バンハートさんが「どうしてエンジェルスはいつもこうなんだ」と嘆けば、地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者は「あまりに高い代償のエラーだった」と糾弾し、「あらゆるところに責任はあるが、今夜に関してはずさんな内野の守備が最大の問題だった」と断じた。

 無論、みすみす失点を与えたレンドーンのエラーには、エンジェルス・ファンも黙ってはいない。試合結果を伝えたチームのツイッターには「野球はエラーを多くしたら負けるものだ」「いつも同じ負け方だ」「恥ずかしい敗北だ」「これはレッドソックスに負けたというよりも、エンジェルスは自ら滅んでいった」といった辛辣なコメントが相次いだ。

 昨年から続く拙守の課題がふたたび浮き彫りになったエンジェルス。今季はここまで7勝6敗で2位とまずまずのスタートを見せているだけに、今のうちに改善を図っておきたいところだが……。

構成●THE DIGEST編集部

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