シカゴ・カブスの鈴木誠也は現地時間4月19日、敵地でのオークランド・アスレチックス戦でスタメンから外れ、出場はなかった。今季、メジャー復帰後では初めての休養日となり、12対2というチームの快勝をベンチで見届けることとなった。
【動画】復帰戦で即HR! 鈴木誠也の今季1号 スプリング・キャンプ中での右脇腹負傷という思わぬアクシデントがあったものの、ようやく迎えることができたメジャー2年目は好調をキープ。リハビリ、調整を経て4月14日のロサンゼルス・ドジャース戦で初めて公式戦にスタメン出場し、この日の第4打席で初安打となる本塁打を放つと、翌日も安打を記録し、アスレチックスとの2戦では計5安打という成績を残している。2戦目のゲームでは2安打3四球と、全ての打席で出塁を果たしていることからも、打線の軸としての存在感は十分だ。
カブスでの2シーズン目、頼もしさを見せている背番号27には現地メディアでも特集記事が組まれており、ニュースサイト『CHICAGO SUN-TIMES』では、ここまでの鈴木に対する首脳陣の評価の声を伝えている。
記事の中では、アスレチックスとの3ゲーム目については「カブスの右翼手、セイヤ・スズキは復帰以来初めて、計画的な休養を過ごした」と報じており、その上で、ここまでの起用についてのデビッド・ロス監督の言葉を紹介している。
現地火曜日のコメントとしてロス監督は「スズキは調子がいいと言っているので、私は信頼して彼に頼り、ある時点が来たら休ませようと考えている」と述べたとしている。
さらに、ダスティン・ケリー打撃コーチも鈴木の好調ぶりを称えていると綴っており「スイングはとても綺麗だ。特に目は信じられないほどで、彼は正しく球を見極め、正しいコースをスイングしている」とのコメントを掲載。
また同メディアも「スズキは20打数7安打、.350でシーズンをスタート。彼の最初のヒットはホームランだった。火曜日にカブスが4-0で勝利した試合で、彼は5回の打席すべてで出塁し、2つの単打を打ち3つの四球を選んでいる」として、出場5試合までのスタッツを称賛した。
チームもアスレチックス戦の3タテを含め、鈴木の復帰後は5勝1敗と順調に白星を重ねている。シーズンは始まったばかりであり、鈴木自身も今後さらに状態を上向かせていくことが期待される。昨季も好不調を経験し乗り越えてきているだけに、2年目も攻守でどんなプレーを見せてくれるか、ここからより注目されることは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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構成●THE DIGEST編集部
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