文字通りのビッグプレーだった。
現地4月19日に本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦で、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジがファンを熱狂させたのは、いきなりの1回表だった。
無死1塁で迎えたのはエンジェルスの“偉才”大谷翔平。球場のニューヨーカーたちも色めき立つなか、前日に弾丸ライナーで本塁打を放っていた背番号17はフルカウントからマウンドのジョニー・ブリトーが投じた内角低めのチェンジアップを強振。センター方向へ飛んでいった打球はぐんぐんと飛距離を伸ばしていった。
打たれたブリトーを含めて誰もがホームランを確信していたに違いない。がしかし、その刹那だ。打球を猛追していたジャッジがフェンス際でジャンプ一番で阻止。グローブの先でボールに触れると、フィールド内に戻ってきたボールを一度はこぼしながらも、しっかり右手で抑え込んだのである。
大谷に、そして地元のファンに抜群のアスリート能力を見せつけるようなスーパーキャッチを披露したジャッジは、1回裏の攻撃では無死1塁から右中間スタンドに特大アーチを記録。初回から攻守で獅子奮迅の活躍で衝撃を与えたのである。
8回表にも抜けていれば勝ち越しは不可避というブランドン・デュルーリーの打球を横っ飛びで掴みとり、チームのサヨナラ勝ちを呼び込んだジャッジ。そんな怪物スラッガーの奮闘には、地元メディアも最大級の賛辞を送っている。
地元ニュースサイト『NJ.com』は「追っていなければ、オオタニの打球は間違いなくホームランだった」としたうえで、「ジャッジのキャッチは201センチの巨躯と手先の器用さを生かしたサーカスのようなグラブさばきだった。観衆はさまざまな角度で表示されたハイライト映像にうっとりとし、息をのんだ」と背番号99が見せた美技を絶賛した。
また、日夜ヤンキースのあらゆる情報を発信し続けている地元大衆紙『New York Post』も「まるでジャッジが『俺もなんだってできる』とアピールしているかのようだった」「たしかにオオタニは打つことも投げることもできる。しかし、アメリカンリーグのホームラン王は、バットでホームランを放ち、どんな投手からも盗塁をし、センターではゴールドグラブ級の守備をする」と賛辞を列挙。さらに圧巻のホームランキャッチを次のようにも描写した。
「まさしく英雄的なプレーだった。オオタニの打球は打った瞬間にセンターの後方にあるモニュメントパークまで飛ばされる運命にあると思われるものだった。411フィートが記録され、明らかにフェンスは越えていた。しかし、ジャッジが目前で食い止めた。彼のキャッチは今シーズン最も見直すべきファインプレーのひとつだった」
日頃は、“贔屓チーム”にも辛口なニューヨークのメディアやファンをも唸らせたジャッジ。身体能力を最大限に発揮した神業には、ただただ脱帽するしかない。
構成●THE DIGEST編集部
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無死1塁で迎えたのはエンジェルスの“偉才”大谷翔平。球場のニューヨーカーたちも色めき立つなか、前日に弾丸ライナーで本塁打を放っていた背番号17はフルカウントからマウンドのジョニー・ブリトーが投じた内角低めのチェンジアップを強振。センター方向へ飛んでいった打球はぐんぐんと飛距離を伸ばしていった。
打たれたブリトーを含めて誰もがホームランを確信していたに違いない。がしかし、その刹那だ。打球を猛追していたジャッジがフェンス際でジャンプ一番で阻止。グローブの先でボールに触れると、フィールド内に戻ってきたボールを一度はこぼしながらも、しっかり右手で抑え込んだのである。
大谷に、そして地元のファンに抜群のアスリート能力を見せつけるようなスーパーキャッチを披露したジャッジは、1回裏の攻撃では無死1塁から右中間スタンドに特大アーチを記録。初回から攻守で獅子奮迅の活躍で衝撃を与えたのである。
8回表にも抜けていれば勝ち越しは不可避というブランドン・デュルーリーの打球を横っ飛びで掴みとり、チームのサヨナラ勝ちを呼び込んだジャッジ。そんな怪物スラッガーの奮闘には、地元メディアも最大級の賛辞を送っている。
地元ニュースサイト『NJ.com』は「追っていなければ、オオタニの打球は間違いなくホームランだった」としたうえで、「ジャッジのキャッチは201センチの巨躯と手先の器用さを生かしたサーカスのようなグラブさばきだった。観衆はさまざまな角度で表示されたハイライト映像にうっとりとし、息をのんだ」と背番号99が見せた美技を絶賛した。
また、日夜ヤンキースのあらゆる情報を発信し続けている地元大衆紙『New York Post』も「まるでジャッジが『俺もなんだってできる』とアピールしているかのようだった」「たしかにオオタニは打つことも投げることもできる。しかし、アメリカンリーグのホームラン王は、バットでホームランを放ち、どんな投手からも盗塁をし、センターではゴールドグラブ級の守備をする」と賛辞を列挙。さらに圧巻のホームランキャッチを次のようにも描写した。
「まさしく英雄的なプレーだった。オオタニの打球は打った瞬間にセンターの後方にあるモニュメントパークまで飛ばされる運命にあると思われるものだった。411フィートが記録され、明らかにフェンスは越えていた。しかし、ジャッジが目前で食い止めた。彼のキャッチは今シーズン最も見直すべきファインプレーのひとつだった」
日頃は、“贔屓チーム”にも辛口なニューヨークのメディアやファンをも唸らせたジャッジ。身体能力を最大限に発揮した神業には、ただただ脱帽するしかない。
構成●THE DIGEST編集部
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