先月行なわれたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で、日本代表として金メダルを獲得したラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）。現地４月21日のシアトル・マリナーズ戦前には、相手会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏と初対面を果たした。

【画像】イチローのサイン入りユニを手にする“たっちゃん”

　前回2009年の優勝メンバーであるレジェンドを前にした25歳は、少し緊張した面持ちで挨拶。侍ジャパンの新旧１番のふたりは意気投合したようで、しばらくグラウンドで話し込んでいた。

　試合後「ラーズ・ヌートバーは、史上最高の名手イチロー・スズキからサイン入りユニホームを受け取り披露した」と、地元紙『St. Louis Post-Dispatch』のデリック・グールド記者が、写真とともに公開した。
  　MLB公式によれば、「僕は恥ずかしくないよ！だってイチロー・スズキの物だよ！絶好の機会を逃すわけにはいかないさ」と試合前に“サイン”を求めていた“たっちゃん”は、早くもプレゼントされたようだ。

　ロッカールームで世界一を手にした侍は、嬉しそうに背番号51と書かれたマリナーズのユニホームを掲げている。尊敬する大先輩の直筆サイン入りという宝を得たヌートバーの姿に、ファンも興奮したようだ。

　SNSには「めちゃ嬉しそう」「完全に野球少年の目をしている」「良かったね！」「激アツ」などと喜びを共有したメッセージが寄せられている。

　日系選手として初めて代表選手として戦ったヌートバー。日本への想いが強くなった彼の今後のプレーにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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