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二刀流“だからこそ”の数字。大谷翔平が3年で刻んだ「85本塁打&413奪三振」に米データ会社も愕然「顎が外れそうだ」

THE DIGEST編集部

2023.04.24

ウォードとトラウトに続く一発はなった大谷。この圧巻弾は大きな話題となった。(C)Getty Images

 久々に会心の当たりが飛び出した。

 現地4月23日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、本拠地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。6回の第3打席に右中間スタンドへのソロホームランを放ち、4対3の勝利に貢献した。

 中盤まで1点をリードされていたエンジェルスは、鳴りを潜めていた主軸の打棒が爆発する。1番のテイラー・ウォードが初球をレフトスタンドへ運ぶと、続く2番のマイク・トラウトはセンター越えのソロアーチを放つ。あっという間の逆転に球場がお祭りムードとなるなか、極めつけとなったのが大谷だった。

 相手先発のジョーダン・ライルスと対峙した大谷は、冷静に"好球"を見極める。そしてカウント2-2から投じられた外角低めへの79.8マイル(約128.4キロ)のカーブを強振。打った瞬間に本人が確信めいた表情で見送った打球はみるみるうちに飛距離を伸ばし、右中間スタンドに着弾した。
 
 結果的に決勝弾となった大谷の今季第5号。チームを指揮するフィル・ネビン監督が「今日勝ったことはとても助けになる」と語った勝利をもたらした一発には、さまざまな賛辞が相次いだのだが、そのなかで28歳の二刀流スターの凄みを物語るデータが明らかになった。

 メジャーリーグのありとあらゆるデータを日夜発信している米専門会社『Codify』は、21年から大谷が85本塁打と413奪三振をマークしている事実を紹介。「顎が外れそうな記録だ」と驚きの心情を記した。

 同社が切り取った21年と言えば、大谷がようやくMLBで1シーズンを通して二刀流を貫けた年であり、満場一致でアメリカン・リーグMVPを獲得したに彼とっては、ターニングポイントと言える1年だ。

 そんなブレイクイヤーからわずか2年ほどで刻んだ85本塁打と413奪三振は、まさに二刀流戦士だからこその唯一無二の数字だ。そして、大谷の驚くべき成長スピードを如実に物語っているとも言える。あらためて相手チームにとって、彼ほど脅威的な存在はいないのではないか――。そう感じずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部

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