５試合ぶりのホームランを放った大谷翔平が足でも魅せた。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は現地４月23日、本拠地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に３番・指名打者で先発出場。６回の第３打席で右中間スタンドに運ぶソロホームランを放ち、４-３の勝利に貢献した。この日、４打数２安打の大谷は第４打席でも内野安打を放ち、その際に見せた俊足にも注目がが集まっている。
  　３者連続アーチでスタジアムを騒然とさせた大谷が、続く８回の第４打席でもファンを魅了した。無死二塁で打席に入り、ロイヤルズ３番手ジョシュ・テーラーと対峙。大谷は４球目のスライダーをひっかけ内野ゴロとしてしまうが、大きなストライドで一塁へ全力疾走すると、ファーストのビニー・パスクァンティーノよりも一瞬早く一塁に到達し内野安打としてみせた。

　このプレーには大谷をこよなく愛する『FOXスポーツ』の野球アナリスト、ベン・バーランダー氏もツイッターで「このスピードを見てください！　大谷翔平は絶対にヒットラインを飛ばす」と綴ると、続いて「多くの人はこれに気づいていないか、彼について十分に語っていない。昨シーズン、ホームから一塁までの平均スピードで最速を記録したMLB選手は次の通り。大谷翔平　サイヤング賞を射程に捉えるピッチャー、エリートパワーヒッター、野球界の最速選手の一人」と投稿して大谷のオールラウンドな能力の高さについて綴った。

　また、米野球データサイトの『Codify baseball』も「トップヒッターの一人であり、トップピッチャーの一人である男が、このように一塁線上を走れるというのは正気ではありません」と投打だけではない大谷の凄さに驚愕のコメントを綴っている。

　ロイヤルズとの初戦では投手として今季３勝目も挙げた大谷。投・打そして走と、大谷がその能力を存分に見せつける３連戦となった。

構成●THE DIGEST編集部
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