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「勝ちたいんだ」トラウトが明かしたエンジェルスへの“本音”。大谷翔平には脱帽「普通じゃない驚くべきこと」

THE DIGEST編集部

2023.04.25

エンジェルスに必要不可欠な主砲トラウト。彼が大谷への想いを打ち明けた。(C)Getty Images

「勝ちたいんだ」

 メディアの前で、まごうことなく"本音"が漏れた。口にしたのは、ロサンゼルス・エンジェルスの主砲マイク・トラウトだ。

 球界屈指の天才スラッガーが、そう語るのも無理はない。なにせ今季もエンジェルスが不安定なパフォーマンスに終始しているのだ。現地4月24日に本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦では、壮絶な乱打戦の末に10対11で敗戦。6回に攻撃陣が7点差をひっくり返すも、中継ぎ陣が持ちこたえられずにあっけなく勝ち越しを許した。

 自身は打率.317、5本塁打、出塁率.423、OPS1.021と好成績を収めているにもかかわらず、チームはいわゆる"なおエ"(『なおエンジェルスは試合に敗れた』の略語で、ネットスラング)が続き、現地のファンからも皮肉られる状態だ。大黒柱のトラウトが責任を感じないわけがない。

 冒頭の言葉は24日の試合前に米スポーツ専門局『FOX Sports』のインタビューに応じた際に口にしたものだ。いかなる時も向上心を持ってプレーしてきた彼だからこその発言と言える。
 
 そんなインタビューでトラウトは、同僚の大谷翔平についても持論を展開。今季終了後にFA(フリーエージェント)となる二刀流戦士への想いを打ち明けている。

「ショウヘイはグレートだ。このチームにあって、あれだけの注目を浴びるなかで、しっかりと最善の調整をして、毎日投打で活躍している。これって普通じゃない驚くべきことだ。それと同時にあいつは良いチームメイトだ。本当に良いヤツだし、俺と同じように勝ちたいんだ。あいつとはお互いに良い影響を与え合っていると思う。それが1番重要さ。少なくとも俺はチームメイトが最大の結果を出せるようにしたいと思う」

 同僚のため、そしてチームの勝利のため、奮闘を続けるトラウト。はたして彼の努力が実を結び、エンジェルスの成績は上向く兆しを見せるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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