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「オオタニをトレードせよ!」エ軍前監督が大谷翔平の“去就”に注目発言!残留条件は“PS進出”が必須「何か強烈なものを」

THE DIGEST編集部

2023.04.26

エンジェルス前監督のマドン(左)氏が教え子の大谷(右)の去就について注目発言をした。(C)Getty Images

 稀代の二刀流を間近で見てきた指揮官の発言が注目を浴びている。

 ロサンゼルス・エンジェルスの前監督ジョー・マドン氏が現地25日、MLBの公式ネットワークメディア『MLB Network』の番組『MLB Now』に出演。大谷翔平のトレードの可能性について持論を述べた。

 同番組に出演したマドン氏は「言いにくいことだが」と前置きすると、「エンジェルスが今年や来年、再来年も戦える状況でなければショウヘイ・オオタニをトレードしなければいけない」と発言した。

 マドン氏は続けて、「全てのチームが獲得を検討するだろう。メジャーに渡った際に、彼は西海岸でプレーすることを第一希望としていた」と明かし、「今となっては、彼もアメリカの環境に慣れたので、資金力が豊富な球団も獲得を検討するだろうね」と見解を述べた。

 同氏は、エンジェルスが大谷と再契約する条件について「驚異的な1年を送らなければならないだろう」と言及。加えて、エンジェルスが今季終了までに再契約をしなければ二刀流スターはフリーエージェント(FA)になり、メジャー全球団に二刀流スターを獲得するチャンスができるが「トレードせずに、他球団と契約することは理解できない。それはないのではないか」とFAに否定的。「トレード期限までに、何か強烈なものを示さなければいけないだろう」と大谷のエンジェルス残留の可能性について語った。
 
 マドン氏は明言こそしていないが、エンジェルスが二刀流スターを残留させるためには、2014年以来逃し続けているプレーオフ進出が大きなノルマになるのは明白である。

 事実、大谷も"世界一"に飢えている。シーズン開幕前、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した大谷は侍ジャパンでも自身の代名詞とも言える二刀流で大活躍。投打で躍動し、3大会ぶりの優勝に貢献。大会MVPも獲得した。

 初めて"世界一"を経験した二刀流はメジャーのオープン戦後に「ポストシーズン(PS)やWBCのような短期決戦の熱量は特別だと思う」と口にし、次なる目標としてワールドシリーズ制覇を目標に掲げ、「エンジェルスで今年、まずワールドシリーズに出て、そこで勝ちたいと改めて思いました」と、今度はメジャーで"世界一"を成し遂げたいと意欲を示していた。

 9年ぶりのプレーオフ進出を狙うエンジェルスは、25日終了時点でアメリカン・リーグ西地区において12勝12敗の3位。勝率5割をキープしている。はたして、二刀流スターは来季もエンジェルスのユニフォームに袖を通してプレーしているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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