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ジャッジとの取材に割り込まれて「クソ女!」と憤怒。暴言の米レポーターが所属局解雇の騒動に「子どもの前で容赦なく」

THE DIGEST編集部

2023.04.28

現球界屈指の大スターであるジャッジ。彼の取材を待っていたベテラン記者の言動が波紋を広げている。(C)Getty Images

現球界屈指の大スターであるジャッジ。彼の取材を待っていたベテラン記者の言動が波紋を広げている。(C)Getty Images

 文字通りの舞台裏で、MLBの人気リポーターが発した何気ない一言が波紋を呼んだ。

 事の発端となったのは、去る4月18日(現地時間)のロサンゼルス・エンジェルス戦前の一コマだ。当時、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジへのインタビューを予定していた米スポーツ専門局『ESPN』のマーリー・リベラさんは、子どもたちへの即席サイン会を行なっていた背番号99の準備をダグアウト前で待っていた。
【動画】波紋を広げた暴言! リベラ記者がジャッジの背後で起こした騒動シーン

 すると、そこフリーランスのリポーターであるイボン・ゲーテさんが登場。事情を知らない彼女はジャッジに取材を求めようとする。これにリベラさんがすかさず反応し、「ちょっと、こっちは先にインタビューが決まっていたのよ」と事情を説明。これにゲーテさんがやや不満げな表情を浮かべると、リベラさんは「なによ、クソ女!」とFワードを用いた暴言を吐き捨てたのだ。

 ともすれば、自身の予定していた取材に割り込まれ、注意をしただけという見方もできる。がしかし、スペイン語を用いる強烈な物言いは、やはり言い過ぎた感が強く、問題のシーンがSNSで拡散されると、瞬く間に“炎上騒動”に至った。
 
 女性蔑視とも取れるリベラさんの問題発言を受け、『ESPN』は解雇を通知。当人も「私は言うべきではないことを言った。情状酌量の余地はあったかもしれないけど、言ったことに責任は持つ。私の言動に言い訳はできない」とゲーテさんへの謝罪を行なったが、いまだに受け入れられていないという。

 2011年からヤンキースの番記者を務めるなど、球界でも確かな知名度を誇るジャーナリストである彼女の言動は、当然メディアの間でも波紋を呼んだ。米スポーツ専門局『FOX Sports』が「リベラは子どもの前でも容赦がなかった。バイリンガルである彼女はあらゆる言葉でまくしたてた」と指摘。さらに米メディア『TMZ』は「彼女が口論を起こしたほんの数メートル先には、ジャッジと子ども、そしてファンの家族がいたが事件を起こしてしまった」と嘆いた。

 些細な問題が原因で職を追われたリベラさん。いま彼女は何を思っているだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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