投打で図抜けた活躍ができる“唯一無二”の偉才だからこそのハイパフォーマンスだった。
【画像】WBCのヒーローはメジャー開幕後も全開! 日々輝く大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット!
現地時間4月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が本拠地でのオークランド・アスレティックス戦に「3番・指名打者兼投手」で先発登板。投げては6回(93球)で5失点ながらも8奪三振で今季4勝目を記録し、打っては5打数3安打1打点の活躍を見せた。
第1打席で二塁への内野安打、第2打席で左中間への二塁打、第4打席で右中間への三塁打を放っていた「打者・大谷」。あとは本塁打さえ出れば、「サイクル安打」が達成となる8回裏1死一、二塁の好機で巡ってきた最終第5打席は、相手5番手リチャード・ラブレディの投じた初球を強振するも、センター方向へ高々と舞い上がったフェンス手前で失速。惜しくも外野フライとなった。
長きにわたるアメリカの野球史で初となる「先発投手によるサイクル安打」の偉業はならなかった。それでも、最終打席を迎える以前に大谷は球史に埋もれていた大記録を呼び起こしていた。というのも、8奪三振を記録した先発投手が単打、二塁打、三塁打をマークしたのは、1923年8月25日にデイブ・ダンフォース(セントルイス・ブラウンズ)がやってのけて以来の快挙だったのだ。
100年間も米球界で眠り続けていた金字塔を話題として呼び覚ました大谷。異次元なレベルで二刀流をこなせる彼だからこそやってのけられた記録は、すでに様々な反響を呼んでいる。
米データ専門会社『Codify』は「これは冗談じゃなく100年ぶりの出来事だ。オオタニはただただ狂気の沙汰である」と絶賛。さらに米ニュースサイト『ABC News』も「惜しくもサイクルヒットは打てなかったオオタニだが、彼は100年前の記録には並んだ。前代未聞と言っていいはずだ」と強調した。
史上初の快挙は達成できずとも、その裏で歴史的記録に並ぶ――。これこそ大谷の凄みを如実に物語る光景と言えよう。
構成●THE DIGEST編集部
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第1打席で二塁への内野安打、第2打席で左中間への二塁打、第4打席で右中間への三塁打を放っていた「打者・大谷」。あとは本塁打さえ出れば、「サイクル安打」が達成となる8回裏1死一、二塁の好機で巡ってきた最終第5打席は、相手5番手リチャード・ラブレディの投じた初球を強振するも、センター方向へ高々と舞い上がったフェンス手前で失速。惜しくも外野フライとなった。
長きにわたるアメリカの野球史で初となる「先発投手によるサイクル安打」の偉業はならなかった。それでも、最終打席を迎える以前に大谷は球史に埋もれていた大記録を呼び起こしていた。というのも、8奪三振を記録した先発投手が単打、二塁打、三塁打をマークしたのは、1923年8月25日にデイブ・ダンフォース(セントルイス・ブラウンズ)がやってのけて以来の快挙だったのだ。
100年間も米球界で眠り続けていた金字塔を話題として呼び覚ました大谷。異次元なレベルで二刀流をこなせる彼だからこそやってのけられた記録は、すでに様々な反響を呼んでいる。
米データ専門会社『Codify』は「これは冗談じゃなく100年ぶりの出来事だ。オオタニはただただ狂気の沙汰である」と絶賛。さらに米ニュースサイト『ABC News』も「惜しくもサイクルヒットは打てなかったオオタニだが、彼は100年前の記録には並んだ。前代未聞と言っていいはずだ」と強調した。
史上初の快挙は達成できずとも、その裏で歴史的記録に並ぶ――。これこそ大谷の凄みを如実に物語る光景と言えよう。
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