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「投手だけでも狙える!」大谷翔平、二刀流での快進撃に米会社が“MVPレースで敵なし”と脱帽!「もはや問題は健康面のみだ」

THE DIGEST編集部

2023.05.04

残念ながら4月の月間MVP受賞は果たせなかったが、大谷は投打両面で好調を維持している。(C)Getty Images

 大谷翔平の4月月間MVP受賞はならなかった。

 現地5月3日、MLBは4月の月間MVPを発表。大谷は投手と野手の両部門で候補に挙がっていたが、ア・リーグの投手はゲリット・コール(ヤンキース)、野手はマット・チャップマン(ブレージェイズ)が選ばれた。

 とはいえ4月、大谷が圧倒的な結果を叩き出した点に疑いの余地はない。投げては6試合に登板して無傷の4勝0敗、防御率1.85、46奪三振と冴え渡る。17四球6死球と荒れた一方で、34回を投げて被安打はわずかに7、被打率.102をマークした。打者としては打率.294に7本塁打、18打点、OPS.896と猛威を振るい、盗塁も5つ決めている。

 そんななか、早くもMVPレースに言及したのが、ファンタジースポーツを手掛けるスポーツベッティング会社『DRAFT KINGS』だ。「ア・リーグのMPV争いはどうなっているか。ショウヘイ・オオタニが断然優位に立っているのは間違いない」と太鼓判を押し、「アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)といった有力候補たちは軒並み怪我がちで、なかなか浮上してこないためだ」と論じている。

 現時点で『DRAFT KINGS』に展開されているオッズは、大谷が-105でダントツ1位。2位には僚友のマイク・トラウト(エンジェルス)が+550で食い込み、3位はアドリー・ラッチマン(オリオールズ)とジャッジが+1100で並ぶ。さらに下位にはブラディミール・ゲレーロJr(ブレージェイズ)が+1200、アルバレスが+1700などで続いている。
 
 同社は大谷に関して「ここまでのオッズになると、他のすべてが虚しく感じられる。ライバルたちが怪我で苦しんでいるとしても、オオタニの特異な才能をあらためて見せつけられている格好だ」と絶賛。そのうえで、「正直に言って34イニングを投げて防御率1.85、奪三振46というマウンド上の数字だけでも、十分にMVPを狙えるだろう。7本塁打、5盗塁、OPS.897という打撃の活躍に加え、サイ・ヤング賞の有力候補にも挙がるのだから、他の選手に議論の余地はない」と書き立てた。

 最後は、「もはやオオタニが健康でいられるかどうか。これのみが問題だ」と言い切った。

 まだシーズンは始まったばかりでなんとも気の早い話だが、日本のファンとしては嬉しい"オッズ"ではある。2年ぶり2度目のMVP受賞はもちろん、サイ・ヤング賞やホームラン王の争いにも絡んでいけるか。いずれにせよ、とんでもないビッグシーズンとなりそうな気配だ。

構成●THE DIGEST編集部

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