米国の野球少年にとって“二刀流スター”は憧れの存在のようだ。

　現地５月７日、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）は本拠地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に出場すると、第３打席にファウルボールを放った。運よくそのボールを掴み取った少年が嬉し涙を流す場面があった。

　６対11と５点ビハインドの４回２死一、三塁とした場面で大谷は第３打席を迎えると、相手先発マーティン・ペレスの初球スライダーを高々と打ち上げた。打球は右翼線際のファウルゾーンに落ちると、そのままスタンドに飛び込んだ。

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　多くのファンがこれを獲ろうと手を伸ばすなか、ボールは一人の少年の足元に転がった。少年は咄嗟にボールを拾い上げると、スタンド中段にいた父親と思わしき男性に駆けより抱きついた。少年は背番号27のマイク・トラウトのユニホームを着ていたものの、大谷のファウルボールを獲得できたことに感極まったようで、思わず左手にはめていたグラブで涙をぬぐった。
  　同シーンにファンは癒されたようで、SNSには「もらい泣き」「可愛過ぎる」「周りの人達もその姿見て、拍手してる姿にも感動」「この少年一生の宝物ですね」「良かったねー少年」などと歓喜の声が上がっている。

　今季も投打でファンを沸かせる背番号17のファウルボールを手にした少年。純粋に喜ぶその姿にファンもほっこりしたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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