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吉田正尚の“評価”がうなぎのぼり!? 地元メディアが今季メジャー最長16試合連続安打の打棒に大喝采「ヨシダとの契約はお買い得」

THE DIGEST編集部

2023.05.08

連続安打記録を「16」に伸ばした吉田。メジャーでも卓越した技術は健在だ。(C) Getty Images

 ボストン・レッドソックスの吉田正尚が現地5月7日、敵地で行なわれたフィラデルフィア・フィリーズ戦で、今季のメジャー最長となっている連続試合安打を「16」に伸ばした。「2番・指名打者」で先発出場した吉田は4打数2安打で打率がさらに上昇し.321。チームは1対6で敗れ、破竹の連勝は「8」でストップしたが、日本人スラッガーのバットは好調をキープしている。

 吉田は初回の第1打席に左安打。4回の第2打席は遊飛に倒れたが、3点を追う7回無死の第3打席で真ん中高めのシンカーをレフトに弾き返すヒットを放ち、2試合ぶりのマルチ安打とした。1対6とリードを許した9回の第4打席はフルカウントから6球目を引っ掛け投ゴロ。試合もそのまま敗れたが、吉田は2本の安打をマークし、好調を持続している。
 
 惜しくも連勝はストップしたが、地元メディアでは今季新加入した29歳の日本人への評価が高まっている。レッドソックスの本拠地、ボストンのニュースサイト『Boston.com』は「今のところ、マサタカ・ヨシダとの契約はお買い得のように見える」と好評価を下している。

 同メディアは「この29歳のルーキーは、日曜日時点だが安打数1位、打点2位でレッドソックス打線の中心人物となっている。ヨシダはフィリーズ戦後、打率.321、打点24、OPS.939、6本塁打を記録している」と、ルーキー離れした打棒でチームに多大な貢献をしていると主張している。

 昨年12月、5年総額9000万ドル(約122億円)で契約したときには「オフシーズンにヨシダと契約を交わしたときには、ほとんどのMLB幹部やアナリストらはこの動きを非難した」と説明。「この金額は高すぎると感じた人が多く、あるチーム幹部は米スポーツ専門局『ESPN』の報道によると、『ヨシダは支払った金額の半分以下の価値でしかない』と話したという」と紹介。当時の吉田の実力には懐疑的な意見が多かったと伝えた。

 地元放送局『NESN』も今季メジャー最長の連続安打を継続している日本人を高く評価している。同放送局は「レッドソックスはマサタカ・ヨシダとの契約で、オフシーズンに大きな注目を集めた。いまやその投資に対する見返りを早くも実感し、目の当たりにしている」と表現。吉田との大型契約は、金額相応のもので非常に価値があった買い物だと強調している。

 卓越したバッティングで地元メディアのハートをガッチリ掴んだ吉田。ボストンの野球識者から注がれる視線は日増しに信頼が高まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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