2020年サイ・ヤング賞右腕がNPBの洗礼を浴びた。
5月3日の広島戦で1軍初登板初勝利を挙げた横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアーが9日、新潟で開催された巨人戦で2度目の先発マウンドに上がった。
2勝目を懸けたバウアーは初回をゼロに抑えると、その裏にDeNAのリードオフマン・佐野恵太が3試合連発となる第6号先制ソロアーチを放ち、右腕をいきなり援護した。ところが、先制点をもらった直後の2回にバウアーは侍ジャパン主砲のひとり、岡本和真に同点の一発を浴びると、2死二塁からルーキーの門脇誠に適時内野安打で逆転を許した。
3回は三者凡退に抑えて立ち直ったかに見えたが、四回にはまたしても門脇に適時打を浴び、点差が2点に広がった。さらに6回には、岡本と同じく侍ジャパンの大城卓三に猛打賞となる2ラン本塁打をライトスタンドに運ばれ5失点。巨人の猛攻はまだ続き、1死一塁から三度、門脇に4球目のチェンジアップを捉えられ、プロ初本塁打を献上する2ランを浴びた。
巨人打線が6回までに3本のホームランを放つ一発攻勢でバウアーをKO。3被弾を食らった背番号96は、この回を投げ切って降板した。
バウアーは6回103球を投げて8個の三振は奪ったものの、被安打11、7失点と打ち込まれた。チームは2対9で大敗し、同投手に来日初黒星が付いた。
侍ジャパンの優勝メンバーで、巨人のエース・戸郷翔征との投げ合いが期待されたなかで意外な結果に終わったバウアー。SNS上でもサイ・ヤング賞投手らしからぬピッチングに野球ファンの間で話題になり、試合後には『バウアー』がツイッターで一時トレンド1位に浮上した。
ツイッターのコメント欄には「バウアー7失点マジ????」「ボコボコに打たれとるやん」「あんなに被弾するとは…」「まだアジャストできてないのかな」「地方球場のマウンドだと、やっぱ本調子出ないのでは?」など、元メジャー助っ人の予想外の炎上に驚きのコメントが相次いだ。
試合後には冷静に今日のピッチングを振り返り、次戦の登板に向けて、しっかり対策を練るコメントを残したというバウアー。MLB時代は研究熱心な投手としても知られており、次回以降どう修正してくるのか。サイ・ヤング賞右腕の巻き返しに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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3回は三者凡退に抑えて立ち直ったかに見えたが、四回にはまたしても門脇に適時打を浴び、点差が2点に広がった。さらに6回には、岡本と同じく侍ジャパンの大城卓三に猛打賞となる2ラン本塁打をライトスタンドに運ばれ5失点。巨人の猛攻はまだ続き、1死一塁から三度、門脇に4球目のチェンジアップを捉えられ、プロ初本塁打を献上する2ランを浴びた。
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バウアーは6回103球を投げて8個の三振は奪ったものの、被安打11、7失点と打ち込まれた。チームは2対9で大敗し、同投手に来日初黒星が付いた。
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ツイッターのコメント欄には「バウアー7失点マジ????」「ボコボコに打たれとるやん」「あんなに被弾するとは…」「まだアジャストできてないのかな」「地方球場のマウンドだと、やっぱ本調子出ないのでは?」など、元メジャー助っ人の予想外の炎上に驚きのコメントが相次いだ。
試合後には冷静に今日のピッチングを振り返り、次戦の登板に向けて、しっかり対策を練るコメントを残したというバウアー。MLB時代は研究熱心な投手としても知られており、次回以降どう修正してくるのか。サイ・ヤング賞右腕の巻き返しに注目だ。
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