MLB

大谷翔平が今季5勝目!打ってはサイクルヒット逃すも特大3ラン含む5打数4安打で大爆発!!

THE DIGEST編集部

2023.05.16

先発した大谷は7回を投げ3被弾も5勝目。打っては特大の3ランを放った。(C)Getty Images

 現地5月15日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が敵地でのボルティモア・オリオールズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場。今季9度目の二刀流デーに臨んだ。投げては3被弾を浴びるなど、精彩を欠いたが7回4安打5失点で今季5勝目。打っては4回に飛距離139メートルの特大3ランを含む5打数4安打3打点と爆発した。

 初回はオリオールズ打線を三者凡退に抑え、チームも1点を先制した。しかし、2回2死一塁からアダム・フレイジャーに甘く入ったスライダーを捉えられレフトスタンドに運ばれる2ラン本塁打を浴びた。

 直後の3回表にエンジェルスが再びリードしたが、その裏、大谷は3番アンソニー・サンタンデアーに初球をバックスクリーンへ運ばれる2ランで再び逆転を許した。

 4回は三者凡退に抑えたが、5回には2死からセドリック・マリンズにソロ弾を浴びた。6、7回は持ち直してゼロに抑えた大谷は7回を投げ切ったところで降板。98球を投げ、3被弾を含む4安打、5奪三振、2四球、5失点だった。
 
 一方、打っては好調ぶりを発揮。第1打席は四球、第2打席は右前打。第3打席で今季9号の勝ち越し3ランホームラン。打った瞬間に右翼スタンドインを確信する特大弾で、敵地は騒然とした。

 球場を大いに沸かせる二刀流スターは、これでまだ終わらない。第4打席は追加点につなげる右越え三塁打を放ち、自身メジャー2度目のサイクルヒットに王手をかけた。エンジェルスが4点リードで迎えた7回、大谷の第5打席はチェンジアップを打ち損じ、二ゴロに倒れた。

 そして、9対5で迎えた9回表。2死からマイク・トラウトが四球を選び、大谷にサイクル安打達成へのラストチャンスが訪れる。二塁打が出れば、「先発投手のサイクルヒット」という前人未到の大偉業が期待されるなか、球場の視線が6度目の打席に入る背番号17に注がれた。

 初球を見送り、2球目のストレートを空振りした大谷。2ストライクと追い込まれたなか、勝負の3球目は外角高めの速球をレフトに弾き返すが、結果はシングルヒット。惜しくもサイクルヒットは逃したが、5打数4安打1本塁打3打点と大爆発した二刀流スターに球場からは大きな拍手が送られた。

 今季4度目の猛打賞で、打率を再び3割に乗せた大谷。試合はエンジェルスが9対5で勝利し、連敗を「2」でストップ。大谷に今季5勝目が付いた。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「オオタニとの対戦は非常に困難」"投手・大谷翔平"は難敵と米メディアが指摘!好調なバットにも警戒促す「エ軍の明るい話題のひとつ」

【関連記事】「ちょっと酷すぎないか?」大谷翔平が謎のストライク判定にみせた"納得できない表情"に米メディアもファンも同調!

【関連記事】またも「なおエ」! 大谷翔平が9回タイムリー&今季6個目の盗塁も追撃及ばず。継投策が裏目のエンジェルスは痛恨の2連敗
NEXT
PAGE
【動画】場外に消える大谷翔平の特大9号本塁打!