開幕から2か月を迎えようとしている米メジャーリーグにおいて、ボストン・レッドソックスの吉田正尚の打撃に、さらに磨きがかかっている。
ラインナップでは上位打順固定は変わらず、中軸としての期待に応え続けている。ここまで、50試合終了時で、打率や出塁率ではア・リーグで10傑に名を連ねており、三振はわずかに17個と、NPB時代より定評のあったバッティングスキルを如何なく発揮。チーム内でも開幕からのレギュラーの中でトップのOPS.855を誇るなど、もはや打線を牽引する存在だ。
昨年の入団大型契約が話題となり、開幕直後には打撃不振にも悩んだものの、すでに新人王の呼び声も高い吉田。米メディアでは現在の活躍を踏まえ、レッドソックス加入に尽力した代理人、スコット・ボラス氏の日本人ルーキーに対してのコメントを紹介している。
現地時間5月25日の『MLB.com』が配信した「代理人の正しさを証明したヨシダ」と銘打ったトピックには、両者にまつわるさまざまなエピソードが綴られており、その中で、吉田獲得を目指していた当時、「レッドソックス以外に、(吉田獲得を)3つほど同意する球団があった」とボラス氏が語ったとしている。
加えて「しかし、我々はフェンウェイが彼にとって理想的な場所であると感じ、素晴らしい結果になった」と述べている他、「彼は完璧にフィットしている」と現状にご満悦の様子だ。
記事では他にも「ヨシダをボストンに呼び寄せるために、レッドソックスは5年9000万ドルを投資し、一方でオリックス・バファローズには1540万ドルを計上した」と記しており、日米メディアを賑わせた契約内容も振り返っている。
その球団の期待通りの活躍を続ける吉田に対し、記事では「レッドソックスが1つだけ修正すれば、ヨシダのアメリカでの生活は完璧なものになるとボラスは考えている」と言及。
ボラス氏が「球場で本当の日本米を食べさせてあげればいいんだ。私はアメリカ米と日本米の違いを知っている」と語ったとして、さらに「私は(レッドソックス会長)トム・ワーナーと(主要オーナー)ジョン(ヘンリー)に電話して『球場で日本米を手に入れられるか』と伝えている」と食事面での改善を要求しているという。
吉田のさらなる活躍を期待する、ボラス氏による興味深いエピソード。今後、敏腕代理人が求めるサポートは果たして実現となるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】侍ジャパンの4番はメジャーでも奮闘! レッドソックスで躍動する吉田正尚を厳選ショットで紹介
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ラインナップでは上位打順固定は変わらず、中軸としての期待に応え続けている。ここまで、50試合終了時で、打率や出塁率ではア・リーグで10傑に名を連ねており、三振はわずかに17個と、NPB時代より定評のあったバッティングスキルを如何なく発揮。チーム内でも開幕からのレギュラーの中でトップのOPS.855を誇るなど、もはや打線を牽引する存在だ。
昨年の入団大型契約が話題となり、開幕直後には打撃不振にも悩んだものの、すでに新人王の呼び声も高い吉田。米メディアでは現在の活躍を踏まえ、レッドソックス加入に尽力した代理人、スコット・ボラス氏の日本人ルーキーに対してのコメントを紹介している。
現地時間5月25日の『MLB.com』が配信した「代理人の正しさを証明したヨシダ」と銘打ったトピックには、両者にまつわるさまざまなエピソードが綴られており、その中で、吉田獲得を目指していた当時、「レッドソックス以外に、(吉田獲得を)3つほど同意する球団があった」とボラス氏が語ったとしている。
加えて「しかし、我々はフェンウェイが彼にとって理想的な場所であると感じ、素晴らしい結果になった」と述べている他、「彼は完璧にフィットしている」と現状にご満悦の様子だ。
記事では他にも「ヨシダをボストンに呼び寄せるために、レッドソックスは5年9000万ドルを投資し、一方でオリックス・バファローズには1540万ドルを計上した」と記しており、日米メディアを賑わせた契約内容も振り返っている。
その球団の期待通りの活躍を続ける吉田に対し、記事では「レッドソックスが1つだけ修正すれば、ヨシダのアメリカでの生活は完璧なものになるとボラスは考えている」と言及。
ボラス氏が「球場で本当の日本米を食べさせてあげればいいんだ。私はアメリカ米と日本米の違いを知っている」と語ったとして、さらに「私は(レッドソックス会長)トム・ワーナーと(主要オーナー)ジョン(ヘンリー)に電話して『球場で日本米を手に入れられるか』と伝えている」と食事面での改善を要求しているという。
吉田のさらなる活躍を期待する、ボラス氏による興味深いエピソード。今後、敏腕代理人が求めるサポートは果たして実現となるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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