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6回10奪三振の快投も大谷翔平は6勝目ならず。エ軍は延長10回に拙守で逆転許し2連敗

THE DIGEST編集部

2023.05.28

今季11度目の二刀流で出場した大谷。中継ぎ陣が踏ん張れず、6勝目はならなかった。(C)Getty Images

 現地5月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場。今季11度目のリアル二刀流で臨んだ。

 初回に自らの悪送球をきっかけに1点を失った大谷だが、2回から4回までは危なげなく無失点に抑えた。5回には最速101マイル(約163キロ)を計測する場面も、3番ルイス・アラエスに投じた3球目のスプリットが甘く入り、右前適時打で弾き返され1対2と勝ち越しを許した。

 6回はすべてのアウトを三振で奪い、二桁をマーク。6回まで109球、6安打、10奪三振、3四球、2失点(自責点1)で降板。防御率は2.91となった。
 
 一方バットでは、2死走者なしの第1打席は左飛、2打席目は二ゴロ、5回1死一、二塁のチャンスで迎えた第3打席は併殺打に倒れた。

 6回裏、エンジェルスが2点を勝ち越したが、大谷と交代したチェース・シルセスが痛恨の逆転2ランを打たれてしまい、二刀流スターの6勝目が消滅した。7回の4打席目で大谷は四球で出塁すると、今季7つ目の盗塁に成功。チャンスを広げるが、得点にはつながらなかった。

 しかし、粘るエンジェルスは8回にジョバンニ・ウルシェラが起死回生のソロホームランを放ち、4対4の同点に追い付いた。勢いに乗りたい大谷だったが、9回1死一塁で迎えた第5打席は三ライナーに倒れ、4打数ノーヒット。試合は延長戦にもつれ込んだ。

 マーリンズは10回に1死一、二塁からギャレット・クーパーがレフトに高く舞い上がった打球を左翼ミッキー・モニアクがなんと落球してしまい、これがタイムリー二塁打。勝ち越しを許すと、この回さらに3点を追加。エンジェルスを突き放した。

 その裏、逆転を狙うエンジェルスは1点を返すも追加点はならず、5対8で敗北。大谷に黒星はつかなったが、バットの方は2試合連続で快音は聞かれず、チームは2連敗を喫した。

構成●THE DIGEST編集部

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