セ・リーグで猛威を振るう猛虎は、パ・リーグ相手にも容赦なく牙を向いた。
5月30日に開幕した今シーズンのプロ野球交流戦。貯金17で首位を独走する阪神は敵地で西武と対戦し、3対1と快勝。今季最長、16年ぶりの9連勝をマークした。
初回から猛虎打線が西武先発の與座海人に襲い掛かった。先頭打者の近本光司が初球を振り抜き、右翼フェンス直撃となる三塁打。さらに2番・中野拓夢が3球目の速球をライトへ放ち、ふたたびスリーベース。わずか4球で先制点を奪った。このあと1点を追加し、先発の村上頌樹を強烈に援護した。
3・4月の月間MVPを受賞した村上は3回に1点を失ったが、以降はピンチを広げることなく、落ち着いたピッチングで西武打線を封じ込めた。すると阪神は、5回に1死一、二塁からシェルドン・ノイジーが左適時打で貴重な追加点を加えた。
この日の村上に、3点は十分な得点だった。8回まで4安打、無四球、1失点。112球を投げ9奪三振と文句なしの快投を見せた背番号41は再び規定投球回に到達し、防御率1.41でリーグトップに浮上した。
最後は守護神・湯浅京己が登板。わずか10球で料理する完璧なピッチングで7セーブ目。村上は自身3連勝となる今季5勝目(1敗)を手にした。
殊勲のヒーロー村上は「(交流戦)初戦ということで、チームを勢いづけられるような投球をしたいと思っていたので良かったです」とホッとした表情で振り返った。
また、この球場には実は苦い思い出があった。2年前の5月30日、同じベルーナドーム(当時の名称はメットライフドーム)でプロ初先発を飾ったが、3回途中5失点でKOされる屈辱を味わった。当時とは見違えるような成長を遂げ、見事リベンジに成功した右腕は「嫌な球場だったんですが、本当にいい球場になって良かったです」と同じ場所、日付で苦汁をなめたルーキーイヤーの雪辱を果たし、思わず笑みがこぼれた。
破竹の9連勝にSNS上では虎党らが狂喜乱舞。「負ける気配なし」「強すぎるぞ!」「負け方を忘れてもうたわ!」「ベルーナいつから阪神のホームになったんや。声援ヤバすぎやろw」「まさに虎の村神様やん」など、快進撃を祝うコメントが賑わった。
投打がガッチリと嚙み合った阪神。虎の勢いは、はたしてどこまで続くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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5月30日に開幕した今シーズンのプロ野球交流戦。貯金17で首位を独走する阪神は敵地で西武と対戦し、3対1と快勝。今季最長、16年ぶりの9連勝をマークした。
初回から猛虎打線が西武先発の與座海人に襲い掛かった。先頭打者の近本光司が初球を振り抜き、右翼フェンス直撃となる三塁打。さらに2番・中野拓夢が3球目の速球をライトへ放ち、ふたたびスリーベース。わずか4球で先制点を奪った。このあと1点を追加し、先発の村上頌樹を強烈に援護した。
3・4月の月間MVPを受賞した村上は3回に1点を失ったが、以降はピンチを広げることなく、落ち着いたピッチングで西武打線を封じ込めた。すると阪神は、5回に1死一、二塁からシェルドン・ノイジーが左適時打で貴重な追加点を加えた。
この日の村上に、3点は十分な得点だった。8回まで4安打、無四球、1失点。112球を投げ9奪三振と文句なしの快投を見せた背番号41は再び規定投球回に到達し、防御率1.41でリーグトップに浮上した。
最後は守護神・湯浅京己が登板。わずか10球で料理する完璧なピッチングで7セーブ目。村上は自身3連勝となる今季5勝目(1敗)を手にした。
殊勲のヒーロー村上は「(交流戦)初戦ということで、チームを勢いづけられるような投球をしたいと思っていたので良かったです」とホッとした表情で振り返った。
また、この球場には実は苦い思い出があった。2年前の5月30日、同じベルーナドーム(当時の名称はメットライフドーム)でプロ初先発を飾ったが、3回途中5失点でKOされる屈辱を味わった。当時とは見違えるような成長を遂げ、見事リベンジに成功した右腕は「嫌な球場だったんですが、本当にいい球場になって良かったです」と同じ場所、日付で苦汁をなめたルーキーイヤーの雪辱を果たし、思わず笑みがこぼれた。
破竹の9連勝にSNS上では虎党らが狂喜乱舞。「負ける気配なし」「強すぎるぞ!」「負け方を忘れてもうたわ!」「ベルーナいつから阪神のホームになったんや。声援ヤバすぎやろw」「まさに虎の村神様やん」など、快進撃を祝うコメントが賑わった。
投打がガッチリと嚙み合った阪神。虎の勢いは、はたしてどこまで続くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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