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MLB

「なんて美しいんだ!」吉田正尚の大量点を防ぐ”超美技”に米識者ら喝采の嵐!バットでは3試合連続マルチ&猛打賞!

THE DIGEST編集部

2023.05.31

3回に好守でピンチの芽を摘んだ吉田。米識者から喝采が送られた。(C)Getty Image

3回に好守でピンチの芽を摘んだ吉田。米識者から喝采が送られた。(C)Getty Image

 小柄な日本人のファインプレーに喝采が止まないようだ。ボストン・レッドソックスの吉田正尚が現地30日に行なわれたシンシナティ・レッズ戦に「4番・左翼」で先発出場。3試合連続マルチ安打となる3安打を放ち、9回には左中間二塁打で6試合ぶりの打点を挙げた。

 吉田が本拠地のファンを最初に沸かせたのは、レッズ1点リードで迎えた3回表の守備だった。2死一、三塁の場面で、7番のケビン・ニューマンの打球は鋭いライナーでレフトを襲った。抜けていれば確実に追加点だったところを吉田は倒れ込みながらダイレクトキャッチ。ピンチの芽を摘むスーパープレーを見せた。

 さらに背番号7は、バットでも快音を響かせた。第1打席は四球、2打席目は二ゴロに倒れたが、6回に中安打で連続安打を「3」に伸ばすと、3対9とリードされた8回にもヒットで出塁し、複数安打をマークした。

 そして6点ビハインドのまま迎えた9回にレッドソックスは猛反撃。ライメル・タピアのタイムリーで1点を返すと、打線がつながり3点差。なおも1死一、二塁で吉田に打順が回ると、カウント2-2から5球目のスライダーをセンター左に弾き返すツーベースで、ついに2点差。大逆転に向け、一気にムードは高まった。だが、1点差に迫ったところで最後は力尽き、追い上げ及ばずレッドソックスは8対9で敗北した。
 
 9回に一挙5点を奪う猛攻も、あと一歩届かなかったレッドソックス。目の肥えた米識者らは2連敗を喫したチームに厳しい評価を下すなか、攻守で光るプレーを見せた吉田には高い評価を送っている。

 ドジャース傘下2Aタルサでカメラ・サウンドオペレーターを務めるディラード・バーンハート氏は大量得点を防いだ3回のファインプレーについて「ヨシダのプレーは、なんて美しいんだ!」と称賛。ほかにも、レッドソックス専門ポッドキャスト番組『Name Redacted Podcast』で司会を務めるタイラー・ミリケン氏もツイッターに「マサタカが得点を防いだ!」と興奮して綴った。

 なかでも、米メディア『FOX 13 Tampa Bay』のプロデューサーを務めるジェイミー・ガトリン氏は「マサタカ・ヨシダのプレーはなんと表現したらいいのだろうか」と感嘆の声を漏らしながら、「彼は素晴らしい捕球で1点差に抑えたんだ!」と吉田のスーパープレーに最大級の賛辞を送った。

 この日の猛打賞で吉田は打率を.313にアップし、ア・リーグ3位にまで浮上した。試合には敗れたが、日本人スラッガーに対するチームメイトや地元ファンの信頼は日増しに高まり続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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