不振にあえぐ二刀流が、久々に快音を轟かせた。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地30日、敵地で行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で出場。第２打席にセンターオーバーの今季13号ソロ本塁打を放った。

　会心の当たりは、４回に飛び出した。先頭打者としてバッターボックスに入った大谷は２ストライクからの３球目を豪快に振り抜くと、打球はセンターへ。高く舞い上がったボールはぐんぐん伸び、センターのフェンスを軽々と越えていった。飛距離435フィート（約132.5メートル）、打球速度110マイル（約177.0キロ）の一発に球場は大いに沸いた。
  　大谷の５試合ぶりのホームランに現地記者も喝采を送った。MLB公式サイト『MLB.com』で記事を寄稿するブレント・マグワイア氏は「ショウヘイ・オオタニが、この１球を破壊した。打球速度110.2マイル、飛距離435フィートだ！」と『パキン』という乾いた音とともに一瞬にしてスタンドに消えた衝撃をツイートした。

　米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は「オオタニの打球は茂みに消えた」とバックスクリーンに生えている藪のなかに飛び込んでいったと実況すると、稀代の大谷マニアことベン・バーランダー氏は「ショウヘイは今季13本目を爆走！435フィートまでかっ飛ばす大活躍だ！」と興奮を抑えられない。

　大谷はソロホームランを含め４打数１安打１打点を記録するも、試合は３対７でエンジェルスが敗れ、空砲に終わってしまった。

構成●THE DIGEST編集部

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