6勝目を目指したマウンドで今季ワーストとなる9安打を食らい、敗北を喫した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。しかし、米球界を沸かす二刀流スターの紳士的な対応が脚光を浴びている。
現地6月2日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地で昨季の世界一軍団ヒューストン・アストロズと対戦。ア・リーグ西地区2位につけるライバルに対し、少しでもゲーム差を縮めたかったが、チームは2対6で敗れた。
大谷は「1番・投手兼指名打者」として、今季12度目のリアル二刀流として出場。投げては2ラン2発を許し、6回を6奪三振、1四球、5失点。バットの方も4打数無安打2三振とまったくいい所がなく、初黒星を喫した相手に再び敗れた。
厳しい表情でマウンドを降りた大谷。しかし、6回裏に先頭打者として対峙したカイル・タッカーを打ち取った直後の場面が大きな話題を呼んでいる。
大谷はカウント0-1から投じたスイーパーでタッカーを打ち取った。ボテボテのゴロが一塁線へ転がると、マウンドから素早く反応した背番号17が自らボールを処理。タッカーを一塁ベース手前で待ち受けボールを持って両手を広げると、同選手は自ら右手を差し出してタッチアウト。打者と投手が互いにタッチを交わす珍しいシーンが生まれた。
米スポーツ専門局『FOX Sports』は、この瞬間の動画をツイッターで共有。「ショウヘイは何も変わらない」と綴ると、同局のアナリストで大谷フリークとしても有名なベン・バーランダー氏は拍手の絵文字を添えて「微笑ましい光景だ」と言わんばかりに大谷とタッカーを称えている。
ほかにも、エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』で実況を務めたパトリック・オニール氏は「ショウヘイとタッカー、一流によるお互いへのリスペクトだ!」と興奮気味に伝え、「どちらも純粋なリスペクトだった。タッカーはタッチアウトになりましたが、ちょっとした握手のように見えます」と激賞。記録上は平凡な投ゴロだが、二人のリアクションに喝采を送った。
どんな状況でも、相手に敬意を払う大谷。スーパースターにとっては日常的な当然の振る舞いともいえる行動には、いまだ賛辞が止まない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平が相手を優しく”タッチ”アウト
【関連記事】大谷翔平が痛恨の2ラン2発など6回5失点。今季ワースト被安打9に米記者も低評価「無様な姿だ」
【動画】大谷翔平、昨年7月以来「1番」での二刀流も6回9安打5失点で2敗目。バットも4試合ぶりノーヒットでエ軍2連敗
現地6月2日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地で昨季の世界一軍団ヒューストン・アストロズと対戦。ア・リーグ西地区2位につけるライバルに対し、少しでもゲーム差を縮めたかったが、チームは2対6で敗れた。
大谷は「1番・投手兼指名打者」として、今季12度目のリアル二刀流として出場。投げては2ラン2発を許し、6回を6奪三振、1四球、5失点。バットの方も4打数無安打2三振とまったくいい所がなく、初黒星を喫した相手に再び敗れた。
厳しい表情でマウンドを降りた大谷。しかし、6回裏に先頭打者として対峙したカイル・タッカーを打ち取った直後の場面が大きな話題を呼んでいる。
大谷はカウント0-1から投じたスイーパーでタッカーを打ち取った。ボテボテのゴロが一塁線へ転がると、マウンドから素早く反応した背番号17が自らボールを処理。タッカーを一塁ベース手前で待ち受けボールを持って両手を広げると、同選手は自ら右手を差し出してタッチアウト。打者と投手が互いにタッチを交わす珍しいシーンが生まれた。
米スポーツ専門局『FOX Sports』は、この瞬間の動画をツイッターで共有。「ショウヘイは何も変わらない」と綴ると、同局のアナリストで大谷フリークとしても有名なベン・バーランダー氏は拍手の絵文字を添えて「微笑ましい光景だ」と言わんばかりに大谷とタッカーを称えている。
ほかにも、エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』で実況を務めたパトリック・オニール氏は「ショウヘイとタッカー、一流によるお互いへのリスペクトだ!」と興奮気味に伝え、「どちらも純粋なリスペクトだった。タッカーはタッチアウトになりましたが、ちょっとした握手のように見えます」と激賞。記録上は平凡な投ゴロだが、二人のリアクションに喝采を送った。
どんな状況でも、相手に敬意を払う大谷。スーパースターにとっては日常的な当然の振る舞いともいえる行動には、いまだ賛辞が止まない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平が相手を優しく”タッチ”アウト
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