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「一流による互いへのリスペクト!」大谷翔平が見せた紳士的なタッチアウトに反響止まず!地元放送局は大喝采「握手に見える」

THE DIGEST編集部

2023.06.03

敗戦投手になったものの、大谷の紳士的ともいえる行動が米メディアで話題になった。(C) Getty Images

 6勝目を目指したマウンドで今季ワーストとなる9安打を食らい、敗北を喫した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。しかし、米球界を沸かす二刀流スターの紳士的な対応が脚光を浴びている。

 現地6月2日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地で昨季の世界一軍団ヒューストン・アストロズと対戦。ア・リーグ西地区2位につけるライバルに対し、少しでもゲーム差を縮めたかったが、チームは2対6で敗れた。

 大谷は「1番・投手兼指名打者」として、今季12度目のリアル二刀流として出場。投げては2ラン2発を許し、6回を6奪三振、1四球、5失点。バットの方も4打数無安打2三振とまったくいい所がなく、初黒星を喫した相手に再び敗れた。

 厳しい表情でマウンドを降りた大谷。しかし、6回裏に先頭打者として対峙したカイル・タッカーを打ち取った直後の場面が大きな話題を呼んでいる。
 
 大谷はカウント0-1から投じたスイーパーでタッカーを打ち取った。ボテボテのゴロが一塁線へ転がると、マウンドから素早く反応した背番号17が自らボールを処理。タッカーを一塁ベース手前で待ち受けボールを持って両手を広げると、同選手は自ら右手を差し出してタッチアウト。打者と投手が互いにタッチを交わす珍しいシーンが生まれた。

 米スポーツ専門局『FOX Sports』は、この瞬間の動画をツイッターで共有。「ショウヘイは何も変わらない」と綴ると、同局のアナリストで大谷フリークとしても有名なベン・バーランダー氏は拍手の絵文字を添えて「微笑ましい光景だ」と言わんばかりに大谷とタッカーを称えている。

 ほかにも、エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』で実況を務めたパトリック・オニール氏は「ショウヘイとタッカー、一流によるお互いへのリスペクトだ!」と興奮気味に伝え、「どちらも純粋なリスペクトだった。タッカーはタッチアウトになりましたが、ちょっとした握手のように見えます」と激賞。記録上は平凡な投ゴロだが、二人のリアクションに喝采を送った。

 どんな状況でも、相手に敬意を払う大谷。スーパースターにとっては日常的な当然の振る舞いともいえる行動には、いまだ賛辞が止まない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平が相手を優しく"タッチ"アウト

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