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大谷やトラウトをも上回る“今季球団最速弾”。エンジェルスの元トップ有望株ジョー・アデルが今季初打席で特大アーチ!<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.06.09

トレードの噂も頻発していたアデルが昇格初打席で完璧すぎるアーチ。マイナーでの打撃覚醒は本物か。(C)Getty Images

トレードの噂も頻発していたアデルが昇格初打席で完璧すぎるアーチ。マイナーでの打撃覚醒は本物か。(C)Getty Images

 大谷翔平と鈴木誠也も出場している、現地6月8日のエンジェルス対カブス戦。エンジェルスでは、この日昇格した元有望株のジョー・アデルが7番・ライトでスタメンに名を連ねていたが、いきなり結果を出した。今季初打席の初球、アデルは見事に同点アーチをかっ飛ばしたのだ。

 直前にカブスが1点を先制した後の2回裏。アデルはイニング先頭打者で打席に立った。カブス先発のメジャー58勝左腕ドリュー・スマイリーは低めのボール球から入り、2球目のシンカーを打って変わって高めに投じた。だが、アデルの強烈なスウィングがこのボールを見事に捉えた。
 
 強烈な打球は、瞬きする間にレフトスタンド上段へドスン。実に117.2マイル(約188.6キロ)は球団の今季最速で、飛距離も137メートルという大谷やマイク・トラウト顔負けの特大の同点アーチだった。

 今季、3Aで開幕したアデルはシーズン序盤から6試合連続本塁打を放つなど、ここまでの55試合で18本塁打、OPS.958とまさに無双状態。ただ、今回の昇格はそのバットを買われてのものではなく、本来はライトのレギュラーを務めるハンター・レンフローが産休に入ったためだった。短いメジャー生活になるかと思われていたが、もしかするとアデルにとっては、今度こそメジャー定着の好機となるかもしれない

構成●SLUGGER編集部
 
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