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「オオタニがオオタニを援護!」2失点を打ち消す大谷翔平の特大17号2ランに米記者興奮!「ミスを帳消しにできる投手は他にいない!」

THE DIGEST編集部

2023.06.10

第2打席に今季17本目の同点2ランを放った大谷。(C)Getty Images

第2打席に今季17本目の同点2ランを放った大谷。(C)Getty Images

 自ら失点を打ち消す貴重な一発を叩き込んだ。

 現地6月9日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が本拠地でシアトル・マリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場。今季13度目の二刀流デーに臨んだ。

 大谷は初回、先頭打者を四球で歩かせると4番ジャレッド・ケルニックに2球目のスイーパーを狙われ、右中間スタンドに痛恨の2ラン。いきなり先制点を許してしまう。その直後の第1打席は三安打で、6試合連続ヒットを記録するが、この回は得点につながらなかった。

 だが、ファン待望の「ショウタイム」は3回裏に待っていた。大谷は2度目の打席に初球のチェンジアップを豪快に振り抜くと、打球は高く舞い上がりセンターへ。打った瞬間に柵越えを確信する第17号ホームランでエンジェルスが同点に追い付くと、悠々ホームインした大谷は、ベンチで今季お決まりの兜セレブレーションを受けた。

 エンジェル・スタジアムを沸かす二刀流スターの本塁打に現地記者も興奮を隠せない。『MLB.com』のエンジェルス担当レッド・ボリンジャー記者は「ショウヘイ・オオタニが相手先発ルイス・カスティーヨからセンターへ2ランを放ち、2-2の同点に追いついて、オオタニがオオタニ自身を援護した。今季17本目だ!」とツイッターに投稿。「二刀流の試合で本塁打を打つのは、これでキャリア7度目だ」と付け加えた。
 
 さらに地元紙『Orange County Register』で執筆するジェフ・フレッチャー氏は「ショウヘイ・オオタニほど、1つのミスを帳消しにできる投手は、ほかにいない!」と断言。「自分が献上した2ランを自身が17号2ラン本塁打で取り返した」と、米球界で大谷しかできない唯一無二の芸当に喝采を送った。

 4回にエンジェルスはルイス・レンヒーフォのタイムリーで勝ち越しに成功したが、直後の5回に大谷は1死一、二塁で7球目のカットボールを中安打され、試合は振り出しに。なおも一、三塁とピンチは続くが、ここを157キロの速球で押し切り、併殺打で打ち取ると、この回で降板。5回(97球)、3安打、6奪三振、6四死球、3失点だった。

 一方でバットは絶好調だ。直後の第3打席に初球のシンカーをレフトへ打ち流すと、背番号17は俊足を飛ばし、一気に二塁へ。この試合三塁打が出れば、サイクルヒット達成となる。

 試合は7回表を終え、5-3でエンジェルスがリードしている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平、自らを援護する同点2ラン!

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