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「絶好調の熟練バッターだ」特大17号&3安打爆発の大谷翔平を米絶賛!「歴史的サイクルに迫った」一方でマウンドでの評価は?

THE DIGEST編集部

2023.06.10

4打数3安打2打点と爆発を見せた大谷だが、マウンド上では苦しい展開となった。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地6月9日、本拠地エンジェル・スタジアムでのシアトル・マリナーズ戦に2番・投手兼指名打者で先発出場し、投手としては5回を投げ被安打3、6奪三振、6四死球、3失点で6勝目はならず。一方打者としては、4打数3安打2打点1本塁打と気を吐いた。試合は、エンジェルスが5-4で接戦をモノにしている。
 

 今季13度目のリアル二刀流での出場となった大谷に対し、打撃面では現地メディアから多くの賛辞が寄せられている。地元メディア『LosAngels Times』では、「大谷翔平が再びサイクルに迫る」と題した記事で、「大谷翔平は打席では絶好調で、まるで熟練のバッターのように見え、またも歴史的なサイクルを追いかけている」と絶賛した。

 この日の大谷は、第1打席で守備シフトの穴を突いた三塁への内野安打で出塁。3回の第2打席では、先発ルイス・カスティーヨから初球のチェンジアップをフルスイングすると、センターオーバーの特大17号同点2ランを放つ。さらに、5回の第3打席ではレフト前への安打を好走塁で二塁打とし、先発投手として史上初のサイクルヒットへ王手を掛ける。そして、三塁打が出ればサイクルヒットの期待が懸かった7回の第4打席だったが、ここは一ゴロに倒れた。大谷は今季サイクルヒットに王手を掛けた局面が4度あり、そのうち3回が今回も含めたリアル二刀流での登板日だ。

 一方、マウンドでは苦しい展開となった。初回に先頭打者を四球で歩かせると、4番のジャレッド・ケルニックに先制の2点ホームランを許してしまう。2回以降は立ち直った大谷だが、5回に再び四球とデッドボールでランナーを溜めると、3番のタイ・フランスに同点タイムリーを許し、この回で降板。6勝目には届かなかった。

 大谷の投球に対しては、『LosAngels Times』のサラ・バレンズエラ記者も「エンジェルスの二刀流スターはマウンドではそれほど成功しなかった」と評し、「大谷は試合を通じて制球が不安定に見え、少なくとも3つの投球が打者のインハイを突き、うち一つが5回にフリオ・ロドリゲスの肩に当たった」と振り返っている。

 試合は6回にミッキー・モニアックの2ランが飛び出し、5-3と勝ち越したエンジェルスが、最終回を守護神カルロス・エステベスがソロホームランを浴びたものの1失点に抑え5-4で逃げ切った。

構成●THE DIGEST編集部
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