勢いが止まらない背番号17に地元メディアも喝采を送っている。

　現地６月17日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「２番・指名打者」として先発出場し、２試合ぶりの23号ソロを放つなど４打数１安打２打点と躍動。ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏（175本）に続き、日本人選手として２人目のメジャー通算150本塁打を達成した。

　５点リードで迎えた７回１死走者なしの第４打席、ロイヤルズの３番手テイラー・クラークと対峙したエンジェルスの大谷は、外角高めの初球チェンジアップをジャストミート。勢い良く飛び出した打球はセンターバックスクリーンまで伸び、打球速度110マイル（約177.0キロ）、437フィート（約133.2メートル）を計測する一発となった。

　本塁打数で並んでいたピート・アロンソ（ニューヨーク・メッツ）を抜き、メジャー単独トップに立った大谷。６月に入って８本目となった豪快アーチには、ツイッター上でも続々と反響の声が寄せられ、日夜エンジェルスの情報を発信している米専門サイト『Halo Hangout』も、「非現実的だ、オオタニ！」と衝撃を隠せない。
  　また、地元メディア『AngelsWin.com』は、「オオタニがいま、23本塁打でメジャー単独トップに立っている」と速報。エンジェルス専門ポッドキャスト番組『Locked On Angels』は、「バイバイ、ベースボール！！」と呟きながら、「オオタニがMLBホームランリーダーの座を独占している」と異次元の活躍ぶりを伝えている。

　なお、エンジェルスはこの日、最大６点差から逆転され、９対10でサヨナラ負け。連勝は「２」でストップした。

構成●THE DIGEST編集部

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