ボストン・レッドソックスの吉田正尚は現地６月20日、ミネソタ・ツインズと対戦。「４番・左翼」でスタメン出場し、８回の第５打席に８号２ランを放つなど、10対４の大勝に貢献した。

　17試合ぶりとなる一発は、８点リードの１死一塁。吉田は相手３番手の初球を強振すると、高く舞い上がった打球は速度108.8マイル（約175.1キロ）、飛距離447フィート（約136.3メートル）を記録。ライトスタンド２階席へ豪快に叩き込んだ。背番号７の特大弾に球場は大興奮。ベンチに戻った吉田はチームメイトから、ホームラン時のセレブレーションアイテムとして定着したビニール製ダンベルをもらい、笑顔を見せた。
  　ツインズにトドメを刺した小柄なマッチョマンの一打に、現地メディアも熱視線を送る。米スポーツメディア『Con Las Bases Llenas』は「マサタカ・ヨシダが夢の一夜を過ごし、レッドソックスの快進撃を支える」という見出しで、破竹の６連勝に貢献した日本人を称えた。

　猛打を振るった吉田について同メディアは、「アレックス・コーラ監督率いるチームの新人スラッガーであるマサタカ・ヨシダは、レッドソックスで最も優れた打者のひとりとして台頭しつつある」と言及。「この試合では、５打数３安打３打点（3得点）と、ボストンをリードするのに十分すぎるほどの活躍を見せた」と説明し、８回に放った特大アーチを「怪物級のホームランだった」と絶賛した。

　３試合ぶり今季６度目となる猛打賞を記録した吉田。６連勝でア・リーグ東地区最下位脱出を目指すチームにとって、その存在感は日増しに大きくなっている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】豪快アーチは２階席へ!!吉田正尚の８号２ラン

【動画】特大弾を放ち、ベンチでダンベルを渡される吉田正尚

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