特別な二刀流スターに米記者も脱帽するしかない。今季も投打にわたって異次元のパフォーマンスを続けているロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。

　６月に入ってからさらに調子を上げ、投打の主要スタッツでメジャー上位につけている大谷。ここまで打者としては、72試合で打率.300、24本塁打、58打点、10盗塁を記録し、投手としては、14試合で６勝２敗、防御率3.29、105奪三振をマーク。なかでも本塁打と打点は、両リーグの単独トップに君臨しており、打撃２冠だ。

　こうした凄まじいデータを踏まえ、現地６月19日、MLB公式サイトのエンジェルス番を務めるブレント・マグワイア記者は、自身のツイッターを更新。「ショウヘイ・オオタニのフルシーズンペース（160試合出場、２試合欠場）」と文面に綴れば、現時点のスタッツをシーズン換算した数字が紹介されている。その内容が以下の通り。

10.2fWAR（FanGraphs社の選手貢献度指標）
53本塁打
129打点
109得点
22盗塁
252奪三振
  　もし調子を維持できれば、本塁打、打点、得点、奪三振はキャリアハイとなる。この投稿には、現地からも多くの反応が寄せられており、米スポーツサイト『SB Nation』などに執筆するジョン・ストルニス記者は、「おそらくショウヘイ・オオタニが史上最高の野球選手ということには、誰も異論を唱えられないだろう」と呟いていた。

　今後もまだまだ勢いが止まらなそうな大谷。現地20日からは、ロサンゼルス・ドジャースとの本拠地２連戦に臨む予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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