ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間６月24日、敵地クアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと対戦し、球団新記録となる25得点を奪う猛攻を見せ、25-１で圧勝した。

【動画】エンジェルス、球団新の25得点目を挙げた瞬間 　歴史的大勝を飾ったこの日、試合前に注目を集めていたのがニューヨーク・メッツから電撃トレードで加入してきたエデュアルド・エスコバーだ。通算162本塁打を放っているメジャー13年目のベテランがいきなり「７番・サード」で出場し、４打数２安打１四球１打点の活躍で勝利に貢献している。

　そして、さらにこの日、エンジェルスのトレード補強が試合後に発表された。その選手というのが、まさに直前まで対戦相手として戦ったロッキーズのベテラン内野手、マイク・ムスタカスだったのだ。メジャー通算207本塁打の強打者で、二塁と三塁の守備を務める34歳だ。

　このトレードには日米のファンからSNSに様々な声が上がり、特に日本人ファンからは「今日は相手チーム 明日はAngels　メジャーってすげ」「ムスタカスさんようこそ、このタイミングだとすぐ合流できる笑」「マジで？いろいろ追いつかない」「さっきまでの対戦相手が明日はエンゼルスのユニ着てるってことでOK？」「なんと今日の対戦相手ロッキーズからトレード移籍　明日も試合あるよ。まさに昨日の敵は今日の友…」と驚きの声が寄せられている。

　また、大物のトレード移籍が日常茶飯事のアメリカでもこのタイミングでのトレードは珍しいようで、「25点以上獲ったチームは、慰めとして選手を一人獲得することができます」「素晴らしいタイミングだね」「25-１で負けて、25-１で勝った初めての選手」「25ポイントでコロラドから選手を獲得したようだ」と皮肉を込めたツイートも見られた。

　エンジェルスは、ザック・ネトやジオ・アーシェラ、アンソニー・レンドーンら内野手にケガ人が続出。プレーオフ進出へ向け、フロントの迅速な動きによって補強が実現している。

構成●THE DIGEST編集部
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