エンジェルスの猛打が止まらない。

　現地６月24日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地クアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと対戦。６回までに24得点を挙げる猛攻を見せると、８回にはさらに１点を追加して、球団新記録となる25得点を挙げた。
  　大谷翔平が２番・指名打者で先発出場した試合は思わぬ展開となった。２回にデビッド・フレッチャーの２点適時打でリードしたエンジェルスは、続く３回をビッグイニングとする。先頭のマイク・トラウトが17号ソロを放つと、続くブランドン・デュルーリー、マット・タイスがホームランで続き、３者連続アーチ。一気に５-０とリードするが、この日のエンジェルスはこれで止まらない。打線がよく繋がり、この回に大谷のタイムリーヒットを含む先発全員安打でさらに10得点、この回だけで１イニングの球団最多タイ記録となる13得点を挙げた。

　エンジェルスは15-０として迎えた４回にも８点を追加。３回の３者連続アーチの際にはブーイングを飛ばしていた現地ファンも茫然自失といった様子。失点にも特に反応は見られなくなった。またエンジェルスは６回にも１点を追加して球団最多タイ記録となる24得点を挙げたると、８回にはテイラー・ウォードの内野ゴロで併殺崩れの間に１点を追加。球団新記録となる25得点を挙げた。

　米メディア『ESPN Stats&Info』によれば、エンジェルスは先発９人全員が安打と打点を記録しており、これは球団史上３度目。1978年のレンジャーズと84年のホワイトソックス以来だという。また、データ分析社『Codify Baseball』はクアーズ・フィールドでの１試合最多得点は26得点だと公式ツイッターで紹介。続く投稿では、「わかりました。これはもう完全に非常識だ」と綴っている。

　試合は８回を終えて25-１とエンジェルスがリードしている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】トラウト、デュルーリー、タイスの３者連続アーチ！

【動画】弾丸ライナーでスタンドへ一直線！ 大谷翔平が放った豪快24号２ランをチェック！

【画像】日々更新！ 大谷翔平が2023シーズンで魅せる喜怒哀楽の厳選ショット集！