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「素敵な祝賀会だ」トラウトの激走でエ軍が劇的サヨナラ勝ち!!2度の執念ヘッドスライディングに米記者も興奮「なんて試合だ!」

THE DIGEST編集部

2023.06.27

トラウト(中央)が執念のヘッドスライディングで、エンジェルスがサヨナラ勝ちを収めた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは現地6月26日、本拠地でシカゴ・ホワイトソックス戦に臨んだ。大谷翔平は「3番・指名打者」、盟友のマイク・トラウトは「2番・中堅」で先発出場。4回に大谷の今季26号ソロが飛び出し、同点に追いついたエンジェルスは9回に相手の暴投でサヨナラ勝ちを収めた。

 6月は10本塁打と絶好調の大谷は、この日も快音を響かせた。

 1点ビハインドで迎えた4回1死走者なし、大谷はカウント3-1からスライダーをフルスイング。豪快に弾き返したボールは、右中間スタンドに吸い込まれた。3試合ぶりの一発は貴重な同点打となり、ア・リーグ本塁打ランクトップを独走する第26号だ。

 試合は終盤までリード・デトマーズ(エンジェルス)、ディラン・シース(ホワイトソックス)の好投で1対1のまま、9回へ突入。エンジェルスはトラウト、大谷が連続四球でチャンスを拡大すると、次打者の3球目になんとダブルスチールを敢行。トラウトは勝利への執念を見せるヘッドスライディングでチームを盛り上げる。

 1アウト後、5番マイク・ムスタカフの打席で相手4番手がまさかの暴投。この隙を三塁ランナーのトラウトは見逃さず、2度目のヘッドスライディングでホームに生還し、エンジェルスがサヨナラ勝ち。劇的勝利で貯金を「6」とした。
 
 予想もしない結末に、地元メディアも大興奮だ。エンジェルスの公式ツイッターはサヨナラ勝ちの瞬間を「素敵な祝賀会」と綴り、大谷をはじめチームメイトから手荒な祝福を受けるトラウトを中心に4枚の写真で振り返っている。

 同様に、米紙『Los Angeles Times』の写真記者で、2004年と16年にピューリッツァー賞を2回受賞しているジーナ・フェラッツィ氏もトラウト生還の瞬間を激写。自身のツイッターに「ホワイトソックスの投手、アーロン・バマーにとっては残念なワイルドピッチになったが、マイク・トラウトの激走でエンジェルスが勝ち越し点を奪った!なんて試合だ」と伝え、ユニフォームを泥だらけにしながら勝利へ貪欲な姿勢を見せたエンジェルスのスーパースターを称えた。 

 エンジェルス両雄の活躍で、コロラド・ロッキーズとの3連戦を負け越した悪い流れを断ち切った。連勝を狙う明日は背番号17が、今季16度目のマウンドに登板予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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