ロサンゼルス・エンジェルスは現地6月25日、敵地クアーズ・フィールドでのコロラド・ロッキーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。6回に適時三塁打を放つなど、4打数2安打1打点で打率.297、打点を61に伸ばし、ア・リーグ単独トップ。本塁打と合わせ、リーグ2冠をキープしている。
球団新記録の28安打25得点を叩き出し、打線がつなぎにつながって大勝した前日とは一転し、エンジェルスはあと1本が出なかった。
初回に犠飛で先制を許すと、チャンスを生かせないイニングが続く。さらに4、5回にも1点ずつを追加され3点のビハインド。6回には大谷のタイムリー三塁打、4番ブランドン・デュルーリーの犠牲フライで1点差に迫ったが、7回にふたたびリードを広げられる。
だが、9回にエンジェルスは粘りを発揮。2死三塁からミッキー・モニアックが二塁打で1点を返すと、なおも一、二塁で一打逆転のチャンスを作ると、フィル・ネビン監督は代打にルイス・レンヒーフォを送る。しかし、26歳はフルカウントからの6球目を引っかけてしまい、三ゴロで試合終了。3連戦のカードを1勝2敗で終えた。
ナ・リーグ西地区で最下位に低迷する相手に痛恨の負け越しを喫したエンジェルスには現地メディアから厳しい評価が下されている。
日夜エンジェルスの情報を発信している『MLB.com』のレッド・ボリンジャー記者は今シリーズを「失望した」と辛辣。「エンジェルスはこの3連戦でロッキーズ相手に(得点だけで)32対12の大差で圧倒したが、3連戦のうち2戦を落とした」と言及。「エンジェルスは得失点差+20以上のシリーズで敗れた史上2番目の球団となり、1897年のシカゴ・コルツ以来の記録を作った」と指摘。大きな得失点差が白星につながらないチームを嘆き、「本当に悔しい敗戦だ」と唇を噛んだ。
この得失点差には他メディアも少なからず注目しており、米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は自身のツイッターに「奇妙なカードだ」と投稿した。同記者は、エンジェルスがロッキーズとの3連戦で、とんでもない得失点差を記録したことを強調し、「土曜日の3イニング目だけで、エンジェルスはロッキーズが生み出した全得点よりも多く得点を挙げたが、彼らは3試合中2試合に負けた。奇妙な連戦だ」と評し、エンジェルスの戦いぶりが米識者にも不思議に見えたようだ。
エンジェルスはア・リーグ西地区3位に転落し、首位テキサス・レンジャーズとのゲーム差は6になった。チームは明日から本拠地に戻り、シカゴ・ホワイトソックスと4連戦を戦う。
構成●THE DIGEST編集部
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初回に犠飛で先制を許すと、チャンスを生かせないイニングが続く。さらに4、5回にも1点ずつを追加され3点のビハインド。6回には大谷のタイムリー三塁打、4番ブランドン・デュルーリーの犠牲フライで1点差に迫ったが、7回にふたたびリードを広げられる。
だが、9回にエンジェルスは粘りを発揮。2死三塁からミッキー・モニアックが二塁打で1点を返すと、なおも一、二塁で一打逆転のチャンスを作ると、フィル・ネビン監督は代打にルイス・レンヒーフォを送る。しかし、26歳はフルカウントからの6球目を引っかけてしまい、三ゴロで試合終了。3連戦のカードを1勝2敗で終えた。
ナ・リーグ西地区で最下位に低迷する相手に痛恨の負け越しを喫したエンジェルスには現地メディアから厳しい評価が下されている。
日夜エンジェルスの情報を発信している『MLB.com』のレッド・ボリンジャー記者は今シリーズを「失望した」と辛辣。「エンジェルスはこの3連戦でロッキーズ相手に(得点だけで)32対12の大差で圧倒したが、3連戦のうち2戦を落とした」と言及。「エンジェルスは得失点差+20以上のシリーズで敗れた史上2番目の球団となり、1897年のシカゴ・コルツ以来の記録を作った」と指摘。大きな得失点差が白星につながらないチームを嘆き、「本当に悔しい敗戦だ」と唇を噛んだ。
この得失点差には他メディアも少なからず注目しており、米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は自身のツイッターに「奇妙なカードだ」と投稿した。同記者は、エンジェルスがロッキーズとの3連戦で、とんでもない得失点差を記録したことを強調し、「土曜日の3イニング目だけで、エンジェルスはロッキーズが生み出した全得点よりも多く得点を挙げたが、彼らは3試合中2試合に負けた。奇妙な連戦だ」と評し、エンジェルスの戦いぶりが米識者にも不思議に見えたようだ。
エンジェルスはア・リーグ西地区3位に転落し、首位テキサス・レンジャーズとのゲーム差は6になった。チームは明日から本拠地に戻り、シカゴ・ホワイトソックスと4連戦を戦う。
構成●THE DIGEST編集部
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