圧巻の二刀流パフォーマンスに絶賛の声が止まない。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地６月27日、本拠地エンジェル・スタジアムでのシカゴ・ホワイトソックス戦に３番・投手兼指名打者で先発出場。投げては７回途中を被安打４、10奪三振、無失点の好投を見せ、打っては２本のホームランを含む３打数３安打１四球と大暴れ。チームも４-２で勝利し、大谷が連勝に大きく貢献している。

【画像】日々更新！ 大谷翔平が2023シーズンで魅せる喜怒哀楽の厳選ショット集！ 　まさに独り舞台と言っていいパフォーマンスだった。初回、相手打線を三者凡退に仕留めた大谷は第１打席で、ホワイトソックス先発のマイケル・コーペックと対峙。４球目の152キロのフォーシームを力強く弾き返し、ライトスタンドへ突き刺す先制の27号ソロを放つ。投手としての準備もあり、兜パフォーマンスは水原一平通訳に代わってもらうという一幕もあった。

　勢いに乗る大谷は７回の第４打席でも、２番手トゥーキ・トゥーサントのスプリットを逆方向へ弾き返し左中間スタンドに運んだ。MLBでは初めてとなる大谷の登板日での１試合２発でエンジェルスが突き放す。

　大谷は投手としても快調なペースでゼロを刻んだ。この日はスプリットとカットボールが冴え、100マイル近いフォーシームや決め球のスイーパーも効果的に決まった。７回途中に爪が割れた影響で降板するまでに、10個の三振を奪い、ホワイトソックス打線に１点も与えない快投を見せた。

　大谷の投打にわたる圧巻のプレーに現地アメリカのメディアからも絶賛の声が止まない。『FOX Sports』のMLBアナリストで大谷マニアのベン・バーランダー氏は自身のSNSで、「大谷翔平は地球上で最も偉大なアスリートだ」と投稿。また米メディア『Jomboy Media』のポッドキャスト番組『Talkin' Baseball』の公式ツイッターは「大谷がまた深いところへ打った！ 彼は今、10個の三振を奪ったところだ！ 彼には何ができないというんだ！」と綴り、10奪三振で２発の離れ業に驚きを隠せない。

　もちろんファンも驚愕の反応を見せ「彼の偉大さを目の当たりにした」「これは本当に史上最高のアスリートの一人だよ」「彼は文字通り非人間的で、この地球上で私が一番好きな人です」「彼はバカげているよ」「もうMVPだ」などと大量の称賛コメントが寄せられている。

　二刀流でこれ以上ない働きを見せた大谷。そのパフォーマンスは野球界に大きな衝撃を与えている。

構成●THE DIGEST編集部
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