ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、今年のホームラン・ダービーに出場するのか否か。オールスター・ゲーム（日本時間７月12日）の前日に行なわれる人気イベントだが、二刀流スターの動向に注目が集まっている。
  　大谷は現地27日のシカゴ・ホワイトソックス戦で、先発投手として６回1/3を投げ10奪三振、無失点の好投で今季７勝目を挙げる一方で、１試合２発の離れ業をやってのけた。その試合後、MLB公式サイト記者のレット・ボリンジャー氏が自身のツイッターで明かすところによれば、「大谷は次回のサンディエゴでのスタートが何日になるかは分からないと語った。そして、中断前の最後の先発がいつになるかが分かるまでは、ホームランダービーについても分からないとも語った」とし、大谷自身はいまだ出場の可否について明言を避けている状態だ。

　２年前に出場した際には、オールスター後のホームラン数が減少し、後半戦失速の一因にも挙げられただけに、出場には慎重な判断が求められるところだろう。そんななか、地元紙『Orange County Register』のエンジェルス番記者、ジェフ・フレッチャー氏が自身のツイッターで、やはり「（大谷が）HRダービーについては投球スケジュールが分からないため分からないとも述べた」と綴ると、フォロワーからはホームラン・ダービーへの欠場を願う声が続々と寄せられた。

　これに同氏は「ファンは大谷をHRD（ホームラン・ダービー）に出してほしくないということで一致しているようだ」とその声を代弁し、続けて「心配しないで。 昨年のオールスター戦に対する彼のアプローチを踏まえると、もし彼がダービーに出場したとしたら、私は非常に驚くだろう。彼は休みを望んでいると思う」と綴り、大谷はホームラン・ダービーには出場しないだろうとの見解を示した。

　果たして、二刀流スターはホームラン・ダービーの舞台に立つのだろうか。その動向が注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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