加入まもないニューカーマーも、さっそくその圧倒的な存在感に魅せられたようだ。

　現地６月27日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でシカゴ・ホワイトソックスと対戦。「２番・DH兼投手」で先発登板した大谷翔平は７回途中で降板するまで、４安打10奪三振の１失点に相手を封じ込め、打っては27号・28号ホームランを含む３打数３安打２打点と大暴れ。チームは４対２の快勝を収め、大谷は今季７勝目をマークした。

　そんな二刀流スターのハイパフォーマンスに目を丸くしているのが、現地24日にコロラド・ロッキーズからエンジェルスに移籍してきたばかりのマイク・ムスタカス内野手だ。２試合目となったこの日のホワイトソックス戦では、７回裏に移籍後初となる貴重な打点を挙げてチームの勝利に貢献。34歳のベテランは試合後に地元放送局『Bally Sports West』の取材に応え、早くも大谷の活躍に感化されていると明かした。
  「オオタニは想像していた通り、凄い選手だった。彼の近くでプレーできて、本当に僕はラッキーだなと思うし、毎日えげつないものを観ながら学ばせてもらっているよ。次はどんなプレーが飛び出すのか、ワクワクさせてくれるね。スタンドのファンはみんな、彼がボックスやマウンドに立つたびに手に汗を握って観戦しているのだろう。でもそれは、ダグアウトにいる選手たちも同じなんだ」

　さらにムスタカスは、「とにかく見ていて楽しい。それがショウヘイ・オオタニだ」と激賞。デビュー戦となった現地26日のホワイトソックス戦では、試合前に大谷とムスカタスが厚いハグを交わす様子が動画が紹介された。そんな大谷の人懐っこさと人間性にも感銘を受けているのだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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