観る者の度肝を抜く鮮烈の一撃だった。

　現地６月30日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦。「２番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は０対５で迎えた６回裏、相手の先発左腕ヘンリーから30号２ランをライトスタンド最上段に叩き込んだ。

　打球速度115.1マイル（約185.0キロ）で、飛距離は自己最長となる493フィート（約150.2メートル）を計測。これで６月は通算15本目でア・リーグの月間最多タイ記録に並び、日本人選手で初となる３年連続の30本超えを達成した。

「ピッチングニンジャ」の異名を持つ米投球アナリスト、ロブ・フリードマン氏もツイッターで驚愕のホームランを絶賛。そのうえで、大谷がその直後にダグアウトでみせたお茶目なイタズラにツッコミを入れた。大谷は前に座っている僚友のほうをギロリとチラ見して、その左肘に軽く指パンチをお見舞い。フリードマン氏は「怪物級の493フィートの本塁打を打った後でさえ、ショウヘイはチームメイトにちょっかいを出したいんだ」と微笑ましく紹介している。
  　これに日米のファンも反応。「好かれちゃうわけだよ」「可愛いよね」「彼はホントにピュアすぎる」「クソガキ」「もっと点を取れよと叫んでいるようだ」「チームメイトも（指で）弾き飛ばしそうだな」などなど、好意的な声が寄せられている。

　６月の打撃成績を104打数41安打15本塁打28打点、打率・39と圧倒的なスタッツで終えた大谷。ア・リーグ野手部門の月間MVP受賞はほぼ間違いないと見られている。

構成●THE DIGEST編集部

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