オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎が現地7月1日、本拠地でのシカゴ・ホワイトソックス戦で延長10回に登板。1回を無失点に抑えると、その裏にチームはサヨナラ勝ちを収めたため、今季4勝目を掴んだ。
前日の同カードで3番手として起用され、1イニングをわずか5球で抑えていた藤浪は連日のリリーフ。6対6で迎えた終盤に、背番号11がマウンドに上がった。
タイブレークによる無死二塁の局面で先頭打者と対峙した藤浪は、まずはフルカウントから99.7マイル(約160キロ)で空振り三振。続く打者も速球で押して、セカンドフライに打ち取る。その後ザック・レミラードに死球を与えて2死一、二塁のピンチを背負ったが、1番アンドリュー・ベニンテンディを最速100.1マイル(約161キロ)の速球で三振に仕留めると、グラブを叩いて渾身のガッツポーズが飛び出した。
藤浪の好投でピンチを脱したアスレティックスは10回裏、2番JJ・ブレデイの打球を相手二塁手がエラー。それを見たランナーが一気にホームへ生還して劇的なサヨナラ勝ちを飾り、藤浪に白星が転がり込んだ。
痛恨のミスで勝利を献上したホワイトソックスには、当然ながら非難が集中した。ホワイトソックスのあらゆる情報を発信する専門メディア『Soxon35th』のアナリスト、ノア・ファレン氏は「球界最悪の投手といえば誰だろうと思っていたら、シンタロウ・フジナミだった。彼は今季42.1イニングで自責点45。この数字は決してタイピングミスではない」と皮肉を交えながら、「彼はこの週末、2度の登板でホワイトソックスを完封している」とツイッターに綴り、連日の登板となった藤浪から1点も奪えなかった打線を嘆いた。
一方で、アスレティックスの専門メディア『Uprooted』は2試合連続で好投が光った日本人右腕について、「フジナミは直近10試合の登板で防御率2.43、11奪三振だ!」と安定してきたピッチングに注目。ダントツの最下位に沈むブルペン陣のなかでも「突出した数字だ」と強調する。
同球団の専門サイト『Athletics Nation』も同様にタイブレークの場面を振り返っており、「フジナミは延長10回に2つの三振を奪い、右腕の豪速球で二塁ランナーを見事に足止めした。今日のチームには、フジのパフォーマンスがどうしても必要だった」とピンチで得点を許さなかった藤浪を称えた。
この日で防御率を9.57とした藤浪。チームは23勝62敗と低空飛行が続くが、日本人投手は与えられた場面で、必死にその腕を振るっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】藤浪晋太郎が連投!勝利を導く快投で4勝目
【PHOTO】アスレチックスで奮闘する藤浪晋太郎を厳選ショットで紹介!
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タイブレークによる無死二塁の局面で先頭打者と対峙した藤浪は、まずはフルカウントから99.7マイル(約160キロ)で空振り三振。続く打者も速球で押して、セカンドフライに打ち取る。その後ザック・レミラードに死球を与えて2死一、二塁のピンチを背負ったが、1番アンドリュー・ベニンテンディを最速100.1マイル(約161キロ)の速球で三振に仕留めると、グラブを叩いて渾身のガッツポーズが飛び出した。
藤浪の好投でピンチを脱したアスレティックスは10回裏、2番JJ・ブレデイの打球を相手二塁手がエラー。それを見たランナーが一気にホームへ生還して劇的なサヨナラ勝ちを飾り、藤浪に白星が転がり込んだ。
痛恨のミスで勝利を献上したホワイトソックスには、当然ながら非難が集中した。ホワイトソックスのあらゆる情報を発信する専門メディア『Soxon35th』のアナリスト、ノア・ファレン氏は「球界最悪の投手といえば誰だろうと思っていたら、シンタロウ・フジナミだった。彼は今季42.1イニングで自責点45。この数字は決してタイピングミスではない」と皮肉を交えながら、「彼はこの週末、2度の登板でホワイトソックスを完封している」とツイッターに綴り、連日の登板となった藤浪から1点も奪えなかった打線を嘆いた。
一方で、アスレティックスの専門メディア『Uprooted』は2試合連続で好投が光った日本人右腕について、「フジナミは直近10試合の登板で防御率2.43、11奪三振だ!」と安定してきたピッチングに注目。ダントツの最下位に沈むブルペン陣のなかでも「突出した数字だ」と強調する。
同球団の専門サイト『Athletics Nation』も同様にタイブレークの場面を振り返っており、「フジナミは延長10回に2つの三振を奪い、右腕の豪速球で二塁ランナーを見事に足止めした。今日のチームには、フジのパフォーマンスがどうしても必要だった」とピンチで得点を許さなかった藤浪を称えた。
この日で防御率を9.57とした藤浪。チームは23勝62敗と低空飛行が続くが、日本人投手は与えられた場面で、必死にその腕を振るっている。
構成●THE DIGEST編集部
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