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大谷翔平の移籍が加速する!?6月、驚異的な成績を叩き出した二刀流の”流出”に地元メディア警戒!米記者が「現実的な脅威」と指摘した球団とは?

THE DIGEST編集部

2023.07.02

大谷はア・リーグ本塁打ランクでトップを独走。今オフFAになる二刀流には移籍話が絶えない。(C)Getty Images

大谷はア・リーグ本塁打ランクでトップを独走。今オフFAになる二刀流には移籍話が絶えない。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が現地6月30日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で30号ソロホームランを放り込んだ。この一発で6月は通算15本目となり、球団の月間本塁打記録をさらに更新した。

 稀代の二刀流は、ここまで投手として7勝3敗、防御率3.02、127奪三振、WHIP1.04と、先発ローテを開幕からずっと守り続けている。一方、打撃はアメリカン・リーグのなかでも屈指の成績を残している。打率.310(4位)、本塁打30(1位)、打点67(1位)、OPS1.070(1位)をマークし、なんとリーグ3冠。圧巻のスタッツを叩き出し、連日現地メディアを賑わしている。

 ゆえに、異才の去就を巡る話も決して少なくない。エンジェルス専門サイト『Halos Today』はダイヤモンドバックス戦に惜敗後、二刀流スターに差し迫ったフリーエージェント(FA)について、気になる記事を配信した。

 記事では、「今シーズン、グラウンドでオオタニのプレーは、いつものように圧倒的な強さを見せており、2年ぶりのリーグMVP獲得に向けて、さらに順調に進んでいるように見える」と異次元のパフォーマンスを称えるも、「しかし、すぐに彼は他の専門家らと同じように、FAに注意を向けるだろう」と指摘。二刀流の今オフ移籍の可能性について、気が気でないようだ。

 大谷の去就については、他の米識者からもさまざまな意見が発せられている。そのうちのひとつ、米老舗紙『New York Post』のベテランジャーナリストであるジョン・ヘイマン氏は大谷の移籍先について、現実的だと考えられるチームを3つ挙げている。
 
 ヘイマン氏によると、ひとつはエンジェルス残留。そして、気になる2つのチームに、ナショナル・リーグの強豪を推した。

「オオタニを勝ち取れる本物のチームは、ロサンゼルス・ドジャースとサンフランシスコ・ジャイアンツの2チームだ」

 ヘイマン氏は「エンジェルスはショウヘイ・オオタニを引き留めるチャンスがあると信じているが、今シーズンの展開がどうなっていくのか。すべてを左右する可能性がある」と前置きしたうえで、「おそらく勝つことが、彼の最大の優先事項だろう。チームが来シーズン、オオタニに別のジャージを着させたくないのであれば、少なくともプレーオフに進む必要がある」と持論を述べ、エンジェルスが大谷との再契約を試みるためには、やはり9年ぶりのポストシーズン(PS)進出が重要なカギを握ると踏んでいるようだ。

 事実、大谷は今季でメジャー6年目を迎えるが、一度もPSを経験していない。エンジェルスに加入して以来、先述したドジャースとジャイアンツは何度も地区優勝を果たしており、ドジャースにいたってはワールドシリーズで世界一にも輝いている。『Halos Today』もその点を強調しており、「ドジャースとジャイアンツはどちらも、オオタニをエンジェルスから引き離すため、非常に現実的な脅威である」と認めており、地元のスーパースター流出はやむなしとの考えも示している。
 
 チームはここまで44勝40敗で、リーグ西地区3位。現在3連敗中と、波に乗れていない。PS進出に向け、踏ん張りどころの戦いが続いているエンジェルス。はたして、大谷は来季もアナハイムでのプレーを選ぶのだろうか。それとも――。

構成●THE DIGEST編集部

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