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吉田正尚が右足に164キロ直撃で悶絶→途中交代。“異常なし”の診断もコーラ監督は心配「しばらく痛むだろう」

THE DIGEST編集部

2023.07.02

またも死球のアクシデントに見舞われた吉田。途中交代を余儀なくされた。(C)Getty Images

 現地7月1日、ボストン・レッドソックスの吉田正尚は、敵地ロジャーズ・センターで行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に「6番・指名打者」で先発出場し、5回にセンター前へのタイムリーを放つなど、3打数2安打1打点と活躍。だが2試合連続のマルチヒットを記録したこの試合では、右足直撃の死球を受け、会場が騒然となるシーンもあった。
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 6対2の4点リードで迎えた7回表、1死二塁の場面だ。この第4打席でブルージェイズの3番手右腕ネイト・ピアソンと対峙すると、101.8マイル(約163.8キロ)の初球フォーシームが右足ふくらはぎ付近に直撃。避けきれずに倒れ込んだ吉田は、しばらく立ち上がることができず。9回に代打が送られ、途中交代を余儀なくされた。

 その後、レッドソックスは7対6と接戦を制し、前日に続く2連勝をマーク。地元放送局『NESN』によると、死球を受けた日本人ルーキーはレントゲン検査の結果、異常なしと診断されたという。さらに、チームの指揮を執るアレックス・コーラ監督は試合後、「痛みがある、だから彼を途中交代させた。明日様子を見てみる」と説明した。

 また、メジャー1年目ながらレッドソックスの主軸として活躍し、チームトップの打率.305とハイアベレージを残す吉田のパフォーマンスに対しては、「バットをよく振れている」と称賛のコメント。「彼を襲ったのは、内角の球。球速は102マイルかな?」と痛々しい死球シーンを振り返ると、「しばらくは少し痛むだろう」と心配そうにしていた。
 
  現地6月25日の敵地ホワイトソックス戦でも、右手首付近に死球を受け、その影響により現地27日から2試合連続でベンチスタートとなっていた吉田。現在のレッドソックスにとって欠かせない存在であり、新人王候補のひとりとしても注目されているだけに、今回のアクシデントが深刻でないことを願うばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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