専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

”平成の怪物”松坂大輔が14年ぶりの西武復帰に懸ける思いとは

2019.12.11

14年ぶりの西武復帰となる松坂。背番号はメッツ時代にも着けた16となる。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

14年ぶりの西武復帰となる松坂。背番号はメッツ時代にも着けた16となる。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 12月11日、松坂大輔の西武ライオンズ入団会見がザ・プリンスパークタワー東京で行われた。2006年以来14年ぶりの古巣復帰に、「家に帰ってきたような気持ち。早くライオンズのユニフォームを着たい」と逸る気持ちを抑えられない様子だ。

「14年前と比べて球も遅くなったし、やりたくないと思っていたボールを動かすピッチングもするようになった。あまり大きなことは言えないが、自分の出せる100%を出してパ・リーグ3連覇に貢献したい」

 松坂は来季40歳になる。時速150キロを超える豪速球を武器にしていた若い頃とはピッチングスタイルも大きく変化しているが、それでも古巣に貢献したいという思いは強いようだ。残り30勝まで迫った日米通算200勝も、「目標にしてやっていきたい」と語る。
 
 来季は同じパ・リーグのロッテで、”令和の怪物”佐々木朗希もプレーする。”平成の怪物”である松坂との対戦が熱望されるが、「対戦するのは楽しみだけど、対戦できるかどうかは僕次第のところもあるから……(笑)」と慎重なコメント。

 かつて在籍していた時につけていた背番号18は、今は多和田真三郎の背にある。そのため今回の復帰に際しては、メッツ時代にもつけていた16を選択した。かつて涌井秀章(現ロッテ)などがつけたエースナンバーだ。松坂もそれを意識しているようで、「この番号を着けた人はみんないい成績を残しているので、僕も頑張りたい」と意気込む。

 またこの番号は、松坂と同じくメジャー帰りの石井一久が着用し、有終の美を飾った背番号でもある。新たな番号を背に、古巣西武でもう一花咲かせることができるか。
 
文●筒居一孝(スラッガー編集部)

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号