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MLB

「観ただろ? まったく許容できない!」痛恨エラーのレンヒーフォにネビン監督が怒りの懲罰交代!「何回目かは言いたくない」

THE DIGEST編集部

2023.07.15

大事な局面で怠慢守備をみせたレンヒーフォ。直後の回で交代を命じられた。(C)Getty Images

大事な局面で怠慢守備をみせたレンヒーフォ。直後の回で交代を命じられた。(C)Getty Images

 勝敗の分かれ目となった重大なエラーに、試合後の指揮官も怒り心頭だ。

 現地7月14日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でヒューストン・アストロズと対戦。大谷翔平は「2番・DH兼投手」で先発出場し、6回途中で5失点を許して今季5敗目を喫した。チームはオールスター明けの後半戦初戦を5対7で落とし、これで屈辱の6連敗。45勝47敗の「借金2」で、ア・リーグ西地区の4位に低迷している。

 この試合でもエンジェルスは攻守両面でミスが散見されたが、なかでも痛恨だったのが2対3で迎えた5回表、1死ニ塁の場面だった。

 すでにこの回1点を失っていた大谷は打者のホゼ・アブレイユを平凡なゴロに打ち取ったが、なんとこの球をサードのルイス・レンヒーフォがグラブで弾いて後逸するエラー。ボールは転々とセンター方向へ転がり、周囲のカバーもなく、さらに1点を追加されて2対4。珍しく大谷も気落ちし、がっくりと膝に手をついたシーンだ。
 
 この直後の回、チャンスでレンヒーフォに打順が回ってくると、フィル・ネビン監督は迷わずエドゥアルド・エスコバーを代打に送った。米番記者たちはツイッターを更新し、“懲罰交代”を命じられたレンヒーフォが「荷物をまとめてダグアウトを去った」などと伝えていた。

 試合後、会見に臨んだネビン監督は「君たちも観ただろ? まったく許容できるものじゃない」とベネズエラ出身の内野手のお粗末プレーを糾弾。「彼は全力を尽くしていなかった。明らかだ。確かに照明が目に入るタフなプレーだっただろう。それは理解できるが、その次のプレーがきわめて大事なんだといつも言っている。いずれにせよ得点されていただろうが、アブレイユが二塁に進んだのが許せないんだ」と、その怠慢守備を指摘した。

 さらに指揮官は「話をすれば伝わるもの。まあただ、今回(レンヒーフォに)話したのが初めてか何回目かは言いたくない。私自身が良しとしなかった。だから交代させたんだ」と懲罰交代だったことを認めた。

構成●THE DIGEST編集部

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