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「オオタニらしくなかった」今季5敗目を喫した大谷翔平を敵将が論評!二刀流攻略に「速球を利用できた」と自画自賛も

THE DIGEST編集部

2023.07.15

精彩を欠いた投手・大谷(中央)。マウンドに向かったネビン監督(右)から交代を告げられた。(C)Getty Images

 二刀流スターの状態を敵将も心配した。

 現地7月14日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、本拠地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場した。打っては5打数2安打1得点で2試合連続、今季27度目のマルチ安打をマーク。投げては、6回途中までに7つの三振を奪うも、今季ワーストタイ5失点(自責4)を許し、5敗目(7勝)を喫した。

 この試合、3回まで無失点に抑えていた大谷だが、2点リードの4回表に突如としてリズムが崩れる。3者連続四死球で無死満塁と自らピンチを招くと、7番コーリー・ジュルクスに右前タイムリー、8番ジェレミー・ペーニャの内野ゴロで同点に追いつかれると、5回表には2番アレックス・ブレグマンと3番カイル・タッカーに連続二塁打を打たれ、さらに味方の失策で2点を許した。

 その直後、味方が4対4の同点に追い付くも、6回表の先頭打者に四球を出したところで、降板となった。敵地ヒューストンのメディア『Houston Chronicle』によると、アストロズの指揮を執るダスティ・ベイカー監督は試合後、「今夜はオオタニらしくないように見えた。(右手中指の)マメがまだ彼を苦しめているのかどうかは分からないが、いつもは投げるのに投げなかった球がある」と分析したという。
 
 マウンドを降りる際は首を振り、自身のピッチングに納得していない様子だった大谷。昨季アストロズをワールドチャンピオンに導いた名将は、「今夜のオオタニは、速球を多く投げていた。我々はそれを上手く利用し、攻略できた」と続け、「オオタニから4、5点と得点を重ねられたことは、とても良いことだ」とコメント。ただ、マウンド上で右手中指を気にする素振りもあった大谷の投球内容については、「彼らしくない」と何度も繰り返していた。

 なお、試合はエンジェルスが5対7で惜敗。現地3日のサンティエゴ・パドレス戦からオールスターブレイクを挟み、今季ワーストの6連敗と泥沼から抜け出せない。

構成●THE DIGEST編集部

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