専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「オオタニが追い上げのきっかけだ!」反撃の口火切る大谷翔平の33号ソロ弾を米絶賛!エ軍大逆転勝利に地元メディア狂喜乱舞

THE DIGEST編集部

2023.07.16

大谷は9回に反撃の口火を切る33号ソロホームランを放った。(C) Getty Images

大谷は9回に反撃の口火を切る33号ソロホームランを放った。(C) Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が現地7月15日、ヒューストン・アストロズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場。3点ビハインドの9回に33号ソロホームランを放つなど、5打数1安打1打点だった。大谷の一発で勢いに乗ったエンジェルスは一気に追いつき、延長10回にチームは劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 エンジェルスは常に相手にリードを許す苦しい展開が続いた。そして、9対12と3点ビハインドで迎えた9回、アストロズは守護神ライアン・プレスリーを投入。前日には21セーブを挙げた右腕がマウンドに上がり、先頭打者の大谷と対峙した。

 ここまで3三振と影を潜めていた二刀流のバットだったが、プレスリーが投じた3球目のスライダーを振り抜くと、打球はバックスクリーンへ一直線。そのままフェンスを越える追撃のソロ弾が飛び出した。

 エンジェルスの地元メディア『Anaheim Sports』によると、大谷の33号弾は打球速度103.5マイル(約166.5キロ)、飛距離404フィート(約123.1メートル)、角度32度のスタッツをマーク。意地の一発で球場は大きく沸くなか、大谷に笑顔はなく、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 しかし、偉才が放ったこの一発が反撃の狼煙を上げる一振りとなった。息を吹き返したエンジェルスは後続が3連打で続き、なんと土壇場で12対12の同点。難敵のクローザーをKOした。

 タイブレークの延長10回表。エンジェルスはアストロズを0点に抑えると、その裏ふたたび大谷に打席が回る。しかし、ここは申告敬遠で1死一、二塁にすると、テイラー・ウォードがフルカウントからの速球を弾き返し二塁ゴロ。併殺かと思われたが、遊撃手が一塁へ悪送球してしまい、これを見たランナーがヘッドスライディングでホームに生還。相手の失策という、まさかの結末でエンジェルスが13対12の超乱打戦を制した。
 
 大逆転勝利に、地元ロサンゼルスは熱狂している。エンジェルスの公式ツイッターは「なんというゲームだ!」と劇的なゲーム展開に驚愕。アナハイムの放送局『Bally Sports West』は歓喜の瞬間となった写真を投稿。「エンジェルスを照らした」と記し、殊勲のウォードがチームメイトから、手荒い祝福を受けている様子を共有した。
 
 地元紙『Orange County Register』で執筆するジェフ・フレッチャー記者も興奮を隠せず、「ショウヘイ・オオタニが、9回裏に追い上げのきっかけとなる第33号ソロ弾を放った!」とレポート。エンジェルスの看板スターが、勝利を呼び込んだと強調している。

 執念の粘りで、連敗をようやく「6」で止めたエンジェルス。大谷にも後半戦初アーチが飛び出すなど、チームに勢いをもたらす貴重な1勝となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平がバックスクリーンへ今季33号HR!

【関連記事】大谷翔平が反撃の狼煙を上げる33号ソロ弾!エ軍が執念の同点劇で延長戦に持ち込み、相手エラーで激闘を制す!

【関連記事】「なんて馬鹿げた試合だ!」大谷翔平の33号弾を口火に大逆転サヨナラ勝ちを飾ったエ軍に米番記者たちも熱狂!「信じられない」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号